決算が読めるようになるノート
記事一覧
ソフトバンクも4,000億円以上を投資したNVIDIAはなぜ「謎のAI半導体メーカー」と呼ばれるのか?
先週、NVIDIA(「エヌビディア」と読みます)関連で興味深いニュースが2つ出ました。
一つ目はソフトバンクがNVIDIAの株式を約4,000億円分マーケットで買い付けて第4位の株主になったというニュースです。
ソフトバンクは「ビジョン・ファンド」発表の際、NVIDIA株式を保有していることを公表したが、その保有率は約4.9%で第4位の大株主であり、金額は40億ドルだとBloombergが報
「ツケ払い」の成長率を推定してみたら超が付くほど意外な結果に!?
ZOZOTOWNを提供する株式会社スタートトゥデイのツケ払いに関する続報です。
今年3月には、スタートトゥディとしては1年半ぶりのTVCMで「ツケ払い」を題材に大量投下していたようですが、その効果はあったのでしょうか。
はじめに2017年1月から3月期の決算を詳しく見てみます。
*株式会社スタートトゥディ 2017年3月期 通期決算説明会資料
商品取扱高は前年同期比+34.6%の640億
未だにYoY+20%以上の成長を続けるGoogle・Amazonの多角化戦略
既に決算報道でご覧になった方もいらっしゃるかもしれませんが、アメリカではGoogleやAmazonといった巨大企業が、YoY+20%以上の成長を続けています。
GoogleやAmazonと言った規模になると、既に売上規模が相当大きいため、2桁成長でさえも大変なレベルかと思います。そんな中でもYoY+20%以上の成長を続けるこの2社は、特別にすごいと言わざるを得ません。
今回のnoteでは、Go
スナップチャットの上場後初の決算発表で投資家が落胆した3つの理由
スナップチャットの上場後、初めての決算が公開されました。
売り上げは、YoY +285%の$150m(約150億円)でした。
前年同期比でこれだけ売り上げが伸びているにも関わらず、株価が約20%もダウンするほど、投資家を落胆させてしまう決算となりました。
今回のnoteでは、一体どの点で投資家が満足出来なかったのか、その理由を3つに分けて、少し深く掘り下げてみたいと思います。
スナップチャ
「増収増益」の呪縛から解き放たれたヤフーの成長シナリオを読み解く
今日は日本のヤフーの2017年1月から3月期の決算を見てみたいと思います。
*ヤフー株式会社2016年度通期および第4四半期決算説明会(2017/4/26)
2016年4月から2017年3月までの通期で見ると、売上高は前年同期比+30.9%の8,537億円となりました。
一方で通期の営業利益は、前年の2,249億円に対して14.6%減の1,920億円でした。
つまり通年で増収減益という