「ツケ払い」の成長率を推定してみたら超が付くほど意外な結果に!?
ZOZOTOWNを提供する株式会社スタートトゥデイのツケ払いに関する続報です。
今年3月には、スタートトゥディとしては1年半ぶりのTVCMで「ツケ払い」を題材に大量投下していたようですが、その効果はあったのでしょうか。
はじめに2017年1月から3月期の決算を詳しく見てみます。
*株式会社スタートトゥディ 2017年3月期 通期決算説明会資料
商品取扱高は前年同期比+34.6%の640億円。売上高は+36.1%の227億円。営業利益が+16.3%の70億円と非常に好調な決算が続いています。
四半期ベースでの取扱高を見ると、前四半期からの好調なペースが続いているように見えます。
今日は2016年の11月1日から開始した「ツケ払い」というサービスの伸びを決算から読み取れる範囲で詳しく見てみたいと思います。
決算における質疑応答においては前回と同じように、ツケ払いの利用率などに関しては一切非開示ということになっています。
*スタートトゥディ2017年3月期 通期決算説明会 決算説明会 Q&A 集
質問: ツケ払いについての利用率、未払率などを教えてほしい
回答: ツケ払いの利用率については非開示としております。また、未払率については当社では把握しておりません。本サービスは今後も継続していきたいと考えております。
そこで、今回はスタートトゥデイ社のバランスシートを時系列でしっかり読み込み、またツケ払いの取引先でもあるGMOペイメントゲートウェイ社のバランスシートも確認しながらツケ払いの利用がどの程度伸びているのかというのを詳しく見てみたいと思います。
「ツケ払い」はECとFintechの融合という意味では、MBAのケーススタディに載るレベルに面白い取り組みだと思いますので、EC関係の方、Fintech関係の方は、数字まで含めて是非頭に入れておきましょう。
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・スタートトゥデイの「売掛金」とGMOペイメントゲートウェイの「未払金」の比較
・「ツケ払い」の利用額が●●●理由
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