決算が読めるようになるノート
記事一覧
レガシーからの脱却を試みる世界最大のオークションeBayの3つの施策
今日は世界最大のCtoCマーケットプレイスであるeBayの話を書いてみようと思います。
日本ではヤフーショッピングが新たな料金体系を導入して以来、ECの主役は楽天市場、ヤフーショッピングといったBtoBtoC型のマーケットプレイスになっているのが現状です。
他方アメリカでは、ECにおいてはAmazonの一人勝ちとも言えるような状況が続いています。
「Amazon captured more
PayPalから学ぶ個人間送金ビジネスの稼ぎ方
今日のnoteは引き続きFinTechシリーズということでPayPalを取り上げたいと思います。
PayPalといえば昔からある個人間送金のサービスですが、スマホ対応だけではなくそれ以外の打ち手も非常に見事で、まさに隙がないと言える存在かと思います。
日本でも最近話題になっている個人間送金に近いサービスがいくつか出てきていますが、PayPalがどのようにして個人間送金ビジネスから始まり、お金を
テスラが自動車保険の他に直接提供する可能性があるFintechビジネスとは?
今日のnoteもFintech関連です。
電気自動車を販売するテスラが、自動車だけではなく、保険やメンテナンスとのセット販売をアジア地域で実験的に行っている、という報道がありました。
TechCrunchによれば、
Tesla has begun offering customers in Asia a package that includes in the purchase price
シェアオフィスのWeWorkはなぜ2兆円もの評価額になるのか?
「コワーキングスペースWeWorkの企業価値はなぜそんなに高いのか?バブル?」という記事がバズっており、「単なるシェアオフィスにしか見えないのに、なぜそんなに高評価なのか?」という質問をたくさん受けたので、詳しく読み解いてみます。
事の発端はソフトバンクが、WeWork社に$20B(約2兆円)の評価額で、$3B(約3,000億円)もの金額を投資するかもしれない、という記事が出たことです。
■S
Fintechの主要3モデルの収益性(テイクレート)言えますか?
先日、クレジットカードビジネスの収益性のテイクレートに関する記事を書いたところ非常に好評で、他のFintechビジネスについても同様の記事が読みたい、という声を多数頂きました。そこで今日は、Fintechビジネスの重要な3つのモデルについて、収益性テイクレートを分析してみたいと思います。
具体的には、決済プラットフォームのPayPal、店舗決済端末のSquare、金貸しマーケットプレイスのLen
リクルートのIndeed買収は、日本のネット企業の海外企業M&Aの中で最も上手くいっていると思う
リクルートの2016年10月〜12月期の決算が発表されました。
第3四半期までの累計で、売上が1兆3,007億円(YoY +14.2%)、EBITDAが1,668億円(YoY +13.8%)と、売上1兆円超の規模であるにも関わらず、YoY 2桁成長という、絶好調な決算です。
今日はその中でも、海外人材メディア事業に注目したいと思います。海外人材メディア事業というのは、Indeedのことです。