Fintechの主要3モデルの収益性(テイクレート)言えますか?
先日、クレジットカードビジネスの収益性のテイクレートに関する記事を書いたところ非常に好評で、他のFintechビジネスについても同様の記事が読みたい、という声を多数頂きました。そこで今日は、Fintechビジネスの重要な3つのモデルについて、収益性テイクレートを分析してみたいと思います。
具体的には、決済プラットフォームのPayPal、店舗決済端末のSquare、金貸しマーケットプレイスのLendingClubの3つを比較してみたいと思います。
テイクレートというのは、取扱高が100あった場合に、いくらの売上になるのか、を表す割合のことです。
それでは早速3つのビジネスを見てみましょう。
その1: 決済プラットフォームのPayPalの収益性(テイクレート)
はじめにPayPalの2016年10月〜12月期の決算を見てみます。
取扱高は$99b(約9兆9,000億円、YoY+25%)、売上が約$3b(約3,000億円、YoY+19%)と非常に好調でした。
アクティブなアカウント数が1億9,700万アカウントでYoY+10%、1アカウントあたりのトランザクション数は四半期あたり31回でYoY+13%となっています。
PayPal に関しては、以下の決算資料の中に、テイクレートが記載されたスライドがあります。
このスライドによると、トータルでのテイクレートは3.00%、純粋にトランザクションの部分だけで見ると2.63%という結果になっています
----------------------------
ここから先は、有料コンテンツになります。このノート単品を500円、あるいは、月額1000円のマガジンをご購入ください。有料マガジンは、1ヶ月あたり4~8本の有料ノートが追加される予定です。
マガジンは初月無料です。月末までに解約すれば費用はかかりません。購読開始した月以降の有料記事が読めるため、月末に購読開始しても不利にはなりません。
有料版をご購入いただくと、以下のコンテンツをご覧いただけます。
・(余談)PayPalのテイクレートが下がってきている理由
・その2: 店舗決済端末のSquareの収益性(テイクレート)
・その3: 金貸しマーケットプレイスのLendingClubの収益性(テイクレート)
・まとめ
----------------------------
ここから先は
¥ 500