レガシーからの脱却を試みる世界最大のオークションeBayの3つの施策
今日は世界最大のCtoCマーケットプレイスであるeBayの話を書いてみようと思います。
日本ではヤフーショッピングが新たな料金体系を導入して以来、ECの主役は楽天市場、ヤフーショッピングといったBtoBtoC型のマーケットプレイスになっているのが現状です。
他方アメリカでは、ECにおいてはAmazonの一人勝ちとも言えるような状況が続いています。
「Amazon captured more than half of all online sales growth last year, new data shows」との記事にあるように、EC全体の成長率うち半分以上をAmazonが獲得しているという状況で、Amazonより早く成長しているEC の大型プレイヤーを探すのは困難な状況です。
eBayの2006年10月から2016年10月から12月期の決算を見てみます。
■eBay Q4 2016 FINANCIAL HIGHLIGHTS 2017年1月25日発表
この四半期の取扱高は$22B(2.2兆円)となっていますが、成長率を為替変動の要因をのぞいて見てみると、前年同期比+5%と決して順調な成長サイクルにあるとは言えません。
過去12か月間のアクティブな購買者数を見ると増加はしていますが、前年同期比+3%とある意味停滞してるとも言える数値になっています。
eBayのこのような状態は今に始まったことではなく、過去数年間同じような状況でした。
そのため株主からのプレッシャーも強くなり子会社であったPayPalを分離するという事態にも発展しました。
そのような状況が続いていたeBayですが、昨年の後半から新しい施策を次々と打ち始めています。
今日はその新しい施策のうち3つを紹介してみたいと思います。
eBayが停滞している原因は必ずしもeBay固有のものではありません。
日本でもヤフーオークションやメルカリのようなフリマオークションサービスに共通する部分があると思いますし、マーケットプレイス型のECである楽天やヤフーショッピングに適用される部分も多いかと思いますので、日本のEC関係者にも参考になる部分が多いのではないかと思います。
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・レガシーからの脱却その1: ●●への移行
・レガシーからの脱却その2: ●●改善
・レガシーからの脱却その3: ●●●●の整備
・まとめ
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