【web3を触ってみる】番外編: web3のプロジェクトがどのように進むのか: Compoundの例
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【web3を触ってみる】番外編: web3のプロジェクトがどのように進むのか: Compoundの例

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前回に引き続き「web3を触ってみるシリーズ」を続けていきます。

今回のシリーズは今のところ以下のような形で、一週間に一回分ずつ記事にしていく予定です。

第1回: 暗号資産取引所・暗号資産ウォレットにイーサリアムを送金してみる
第2回: NFTを買ってみる
第3回: 暗号資産をウクライナへ寄付してみる
第4回: 暗号資産を預けて金利を稼いでみる
番外編: web3のプロジェクトがどのように進むのか: Compoundの例
第5回: 暗号資産を第三者に貸して金利を稼いでみる
第6回: (仮)シバタが買ったNFTを覗いてみる
※記事は変更になる場合があります。


第4回: 暗号資産を預けて金利を稼いでみる(前編)の結果待ちですが...

前回は暗号資産をCompound(コンパウンド)に預けるところまでをやってみました。

現時点で確認したところ、まだ十分な金利を獲得できていないため、どのくらいのトークンが得られるのかという結果報告はまた追ってしたいと思います。

そこで、今日はCompoundというweb3プロジェクトがどのような仕組みで運営されているのかを番外編として書いてみたいと思います。


web3プロジェクトの意思決定のやり方: Compoundのガバナンス例

Compoundは、web3プロジェクトの一つですが、具体的にどんな形でガバナンスが行われているのかを見ていきます。

Compound Governance

創業者が詳しく書いているCompoundのガバナンスについての記事から抜粋していきます。

Compoundプロジェクトのガバナンスに参加するには、「COMP」と呼ばれるトークンを持っている必要があります。

COMPというトークンは、実際に法定通貨にも変換できるものですが、Compoundを通じて暗号資産を貸し出すことで獲得することもできます。

Anybody with 1% of COMP delegated to their address can propose a governance action

Compoundプロジェクトにおいてガバナンスアクションを提案するためには1%以上のCOMPトークンを保有している必要があります。

誰でも何でも提案できるわけではなく、ある程度の議決権を持っている人だけが提案できる仕組みになっています。

Proposals are executable code, not suggestions for a team or foundation to implement.

さらにこのプロポーザルは、実行可能なソースコードである必要があり、運営チームへの単なる提案ではいけないとされています。

つまり、提案する時点で具体的な実装方法が決まっているだけではなく、実行可能なソースコードにまで落とし込まれている必要があります。

このように書くと相当ハードルが高いように感じるかもしれません。

しかし、web3のプロジェクトにおいては、対面で顔を合わせたことない人たちが働くことになるため、このようにスマートコントラクト上に即時に実行できるソースコードまで準備したものをプロポーザルとする方が、全体としては効率が良いというのも納得できます。

All proposals are subject to a 3 day voting period, and any address with voting power can vote for or against the proposal. If a majority, and at least 400,000 votes are cast for the proposal, it is queued in the Timelock, and can be implemented after 2 days.

実際にプロポーザルが提出されると、三日間の投票期間があり賛成(for)や反対(against)投票が行えます。

過半数かつ40万票以上の賛成票が入れば、そのプロポーザルはタイムロックと呼ばれる仕組みに追加され二日後に実行されます。

提案前の時点でソースコードにまで落とし込まれているため、実際に可決されれば即時に実行できるというのは、web3らしいプロジェクトの特徴だと言えます。

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フローチャートにするとこのような仕組みになります。


CompoundにおけるProposal事例

では、Compoundでは、実際にどのようなプロポーザルがなされているのでしょうか。

Proposals一覧

画像2

こちらのページから、実際に行われてきたプロポーザルの一覧を見ることができます。

成功しているものもありますが、失敗しているものやキャンセルしているものも見受けられます。

すでに賛成多数で可決され実行もされているプロポーザルの一つを見てみましょう。

COMP Rewards Adjustments - Kickstart Rewards: Step One

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こちらは「COMPトークンのユーザーへの配り方を変更する」という内容の提案になっています。


Compoundにおける議決権保有割合

では、実際に誰がどの程度COMPトークンの議決権を持っているのでしょうか。

Top Addresses by Voting Weight

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この表にある通り、ベンチャーキャピタルであるPolychain Capital、Bain Capital Ventures、a16z(アンドリーセン・ホロウィッツ)、Paradigm(パラディウム)が、議決権上位4社となっています。4社ともCompoundプロジェクトの過去の資金調達ラウンドにおいて投資をしたベンチャーキャピタルです。

5位のRobertさんは、Compoundプロジェクトを運営するCompound LabsのCEOです。

画像5

上位5位までで議決権の約半数に近い数を保有しているため、Compoundプロジェクトは現在は創業者とベンチャーキャピタルが、実質的にコントロールできる形態になっているというのも事実かと思います。

今回の記事では、(貸し出した暗号資産に金利が付くのを待っている間に)web3プロジェクトがどのように運営されているのか、というプロセスをご紹介しました。

次回こそは、貸し出したイーサリアムが果たして本当に金利を産むのかどうか確認するところまで行ってみたいと思います。

次回予告: 第4回: 暗号資産を預けて金利を稼いでみる(後編)

第1回: 暗号資産取引所・暗号資産ウォレットにイーサリアムを送金してみる
第2回: NFTを買ってみる
第3回: 暗号資産をウクライナへ寄付してみる
第4回: 暗号資産を預けて金利を稼いでみる(前編)
番外編: web3のプロジェクトがどのように進むのか: Compoundの例
第4回: 暗号資産を預けて金利を稼いでみる(後編)
第5回: 暗号資産を第三者に貸して金利を稼いでみる
第6回: (仮)シバタが買ったNFTを覗いてみる

今回の記事はいかがでしたでしょうか。

まだ始めたばかりのマガジンなので、皆さんからのフィードバックを沢山お待ちしています。コメント欄やTwitter等でコメントをお待ちしています。

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