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2019年10月の記事一覧

Q. 絶好調のNetflix、自社の競合をどのように定義している?

A. Netflixは、Amazon、Hulu、 Apple、ディズニーなどの動画ストリーミングサービスを競合として見てはいません。 テレビやビデオゲームなどを競合として、(広義の)余暇時間の奪い合いをしていると認識しています。 2019年の7月から9月期の決算が徐々に開示され始めました。いつもながら一番最初に決算を開示する企業群の一つにNetflixがあります。 今日はNetflixの決算から同社の成長を見ていくとともに、動画ストリーミング市場全般に関するNetflix

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Q. 世界最大級の決済プラットフォームStripeが決済事業の次に始めるのは?

A. Stripe Capitalと呼ばれる中小企業向けのローン事業です。 今日の記事では、Stripeの新しい事業を取り上げてみたいと思います。Stripeはまだ上場していませんが、決済プラットフォームのゲートウェイAPIを提供しており、取扱高がとても大きくなってきている会社です。 2011年にサンフランシスコで設立され、現在はamazon、Google、Uber、Salesforceなどの大企業からスタートアップまで数百万社に利用されています。東京も含め世界中に14の

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Q. 新規上場するBASEのテイクレートは?

A. BASE(ECマーケットプレイス)が7.2%、PAY.JP(決済)が2.7% 今日の記事では、先日上場が承認されたBASEのビジネスを詳しく見ていきたいと思います。 BASEのビジネスは、昔で言うところのeBay + PayPal、最近ではSquareやShopifyとも似ているので、モデルとしては古くからあり、かつ今も十分ホットだと言えるでしょう。 BASE株式会社 新規上場申請のための有価証券報告書 BASEは主に二つのサービスがあります。 一つ目はBAS

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Q. 今後流行る?「SaaS Plus a Box」とは?

A. 「SaaS Plus a Box」とは、ハードウェアと継続課金の両方を販売するモデルのこと。 Roku, Apple, Pelotonなどがこのモデルに該当する。 今日の記事では、最近いろいろなところで見かけるようになったSaaS Plus a Boxというモデルを考察してみたいと思います。 「SaaS Plus a Box」とは?冒頭にも書きましたが 、SaaS Plus a boxというのは、ハードウェアの販売と、そのハードウェアを利用するサービスに対して継続課

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Q. カウカモは中古住宅売買を1件仲介するといくらの売上になる?

Q. カウカモは中古住宅売買を1件仲介するといくらの売上になる? A. 1取引あたり334万円の売上。テイクレートは7.33%です。 今日の記事では、2019年7月31日に東証マザーズに上場した「株式会社ツクルバ」を取り上げたいと思います。 ツクルバは、中古住宅の仲介サービス事業やITを活用したリノベーション、シェアードワークプレイス事業を展開している2011年に設立された企業です。 いくつかある事業の中から、急成長中の中古住宅の流通プラットフォームである「カウカモ」に

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Q. Slackから学ぶべきSaaSビジネスの大切は5つのポイントとは?

A. Slackは以下の5つのKPI全てがAクラスです。 1. 高いマージン比率 2. 高い成長率 3. 既存顧客へのアップセル(Net Dollar Retention, NDR) 4. 大企業からの売上 5. 海外展開 先日上場したばかりのSlackですが、上場後の決算も開示され始めました。 SlackはいわゆるSaaSビジネスに該当しますが、Slackの決算資料にはSaaSビジネスとして大切な要素が多く入っているので、今日はひとつずつ丁寧に見ていきたいと思います。

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