決算が読めるようになるマガジン

Amazonの物流はどのくらいの赤字なのか

Amazonの物流はどのくらいの赤字なのか

Amazonの2016年7-9月期の決算が出ました。 以前は「利益を出さない会社」とまで言われていたAmazonですが、最近はちゃんと利益が出ています。 ただ、Amazonの決算資料で毎回説明されているのは、Amazonが最も重視する指標(KPI)は売上でも利益でもなく「フリーキャッシュフロー」であると強く主張されており、毎回決算資料はフリーキャッシュフローの説明から始まります。 今回も全く同じで Long Term Goal – Optimize Free Cash

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「守るドコモ、攻めるKDDI、見守るソフトバンク」均衡する携帯キャリアの戦略

「守るドコモ、攻めるKDDI、見守るソフトバンク」均衡する携帯キャリアの戦略

携帯キャリアの2016年7-9月の決算が出揃いました。全社増収増益で、携帯料金を安くしたい総務省の担当者の血管がピクピクしてるのがよーく見えます。嘘 それはさておき、この「全社増収増益」の背景にあるカラクリを少し見てみたいと思います。その上で、各社がどういった戦略で闘っているのかというのを考えてみます。 急成長市場ではない携帯キャリアビジネス 日本のように既に成人がほぼ1人1台携帯電話を持っている国では、これ以上、携帯人口を増やすのは困難であるため、大きな成長が見込める

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時価総額20兆円を超えるアリババがEC以外に投資する3つの分野

時価総額20兆円を超えるアリババがEC以外に投資する3つの分野

アリババが絶好調です。2016年7-9月の決算を見てみましょう。 孫社長も「できることならアリババ株を売りたくなかった」と(ソフトバンクの)決算で言っていましたくらい絶好調です。 本業のECはYoY +41%で成長 本業のECはYoY +41%と成長し続けています。成長ドライバーは、スマホでの好調が最大の理由です。 左側のグラフが、1ユーザーあたりの年間購買額で、$32/ユーザー/年です。 右側のグラフが、モバイル(スマホ)での年間購買額で、$23/ユーザー/年です

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DeNAに学ぶ事業撤退のタイミング

DeNAに学ぶ事業撤退のタイミング

最近、DeNAが2つの事業の「撤退」を発表しました。 一つ目は、アメリカのゲーム子会社を解散・清算です。 この「ゲーム子会社」というのは、旧ngmocoで2010年に$400m(400億円)で買収した会社です。 二つ目は、「DeNAショッピング」などを約63億円で譲渡、というニュースです。 DeNAショッピングは、DeNA社の創業時の最初のコア事業でもあり、これを売却するというのは勇気がいる判断だったのではないかと思います。 事業撤退の難しさ 大企業でもスタートア

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日用品ECでも競争勃発!Yahooショッピング vs 楽天市場

日用品ECでも競争勃発!Yahooショッピング vs 楽天市場

先週、楽天による「爽快ドラッグ」の買収が発表されました。 「爽快ドラッグ」というのは、楽天にも出店している「日用品EC」のサービスです。「日用品EC」というのは、↑のカテゴリー一覧にもあるような商品を扱います。 最初に結論を書くと、この買収は、ヤフーショッピングの「ロハコ」対策かと思われます。 今回の買収は約84億円と、小さくない金額でのM&Aでした。今日のnoteでは、なぜこのM&Aが起こったのか、という背景を考えみたいと思います。 ロハコ vs 爽快ドラッグの売上

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