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【申込多数】新サービスKPIデータベースで可能になる2つの分析軸とは?

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私のYouTubeチャンネルでは、決算読み解き実況中継をしています。おかげさまでYouTubeの方も多くの方にご覧いただいているのですが、特に忙しいビジネスパーソンの方たちから「YouTube動画の内容を知りたいが、動画を見る時間が無い」というお声を多数いただいています。

この記事では、上の動画の内容をスクリーンショット付きで文字起こししてあります。動画を見る時間はないけれど、内容を短時間でおさらいしたいという方に最適です。


トータルで関わった人数・時間はどれぐらい?

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ーー(東海千尋)皆さん、こんにちは。今日は、遂にリリースされた、シバタさん肝入りのKPIデータベースについて、何ができるの?というところを実際にデータベースを見ながらシバタさんに解説いただきたいと思います。シバタさん、よろしくお願いします。

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ーー上図はKPIデータベースの「見出し」です。Googleスプレッドシートの全体の構成を把握でき、各種Googleスプレッドシートに遷移できる目次のようなページになっています。

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ーーまず「企業一覧」というところを見てみると、結構たくさん載っており、やはりこれだけの情報が全部入っているのはすごいと改めて思いました。データベース構築にはトータルで何人ぐらいが関わり、時間的にはどれぐらい掛かってリリースに至っているのでしょうか。

(シバタナオキ)上図が実際に購入していただいた方が見れる画面です。日本企業を約160社、過去3年分の四半期の決算を全部入れました。関わった人は全部で20人で、全員副業でパートタイムです。期間は2カ月~2カ月半ぐらい掛かりました。

データの量も多いですが、質についても、まずデータに間違いがないことを担保したり、当然、KPIデータベースと言っているぐらいですので、決算の情報だけではなく、KPIの情報に漏れがないようにしっかり取り組んだ結果、それぐらい掛かってしまった感じです。


企業群の選定について

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ーーこの企業群の選定は、シバタさんが行ったのですか?

私も一部行っていますが、実はデータベースを作る作業には僕はあまり関わっていません。先ほど申し上げた通り、KPIデータベースを作りたいという思いを持った約20名の方がデータを入力してくれて、困ったことや分からないことがあると私に連絡が来る形になっています。

企業群の選定はすごく難しくて、今後も企業を足したり引いたりしていこうと思っています。ソフトウェアやネット系を中心にして、その周りを少しカバーするという形で、今のところ日本企業が約160社、海外企業が約120社になっています。海外企業はこれから入力していきます。


個別企業のシートについて

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ーー企業群の中で業種ごとに分けてあるので、今日はSaaSの企業を中心に見ていこうと思います。上図がSaaSの企業についてのデータベース全体のページになります。横比較というところで一番下に企業名が並んでおり、1シート1企業という形で個別企業の決算のデータが貯まっています。

ーー個別の企業を見てみると、今、Sansanのデータベースを表示しています。まず1つ大きな特徴は、過去分が既にこれだけ載っているという点です。公開されている決算情報については過去3年分出ており、公開されている情報が3年分無い時は3年以内で一番古いところから全部このデータベースに入っている、そういう感じですよね?

そうですね。基本的には12四半期分入れているはずです。Sansanの場合は上場してまだ12四半期経っていないので、取れるところまででデータを入れています。

ーー結構、過去の数字を時系列で横に並べて見ることができるのは便利です。MCとして決算を読む時に過去の数字を見たいと思うのですが、地味に1つずつ確認しにいくのは面倒な作業ですので、これがあると非常に楽だと思いました。

そうですね。まさにその面倒な作業を20人で取り組んでいます単一の決算資料でも、もちろんいろいろ読み取れることはあるのですが、データは2つの比較が重要だと僕は思っています。

1つ目の比較は時系列の比較です。同じ会社の過去との比較をきちんとできるようにしました。それがこの個別企業のシートで読み取れます。

上からいくと、P/Lがあって、BSがあって、キャッシュフローがあります。この辺は皆さんよくご存知だと思いますが、その後にセグメントが出ている会社に関してはセグメントの情報が入っています。

地域別がある場合は地域別も入れていますし、あとは、財務KPIで特に重要なものがある場合は入れています。

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また、一番皆さんが見たいと思われる場所はこのサービスKPIで、決算資料で公開されているそれぞれの事業のKPIを四半期ごとに時系列で比較できるように入れていることが特徴です。

ーーやはりこのサービスKPIがすごく特徴的だと思います。他の企業と比べると分かりますが、サービスKPIとして出す指標は企業ごとに違いますので、そこを比較するだけでも面白いと思いました。

ーーSansanはすべてきれいに載せてもらっていると思いますが、たまに他の企業を見ていると、ある四半期では書いているのに他の四半期では書いていない指標もあり、単独の四半期の決算だけを見ると、以前は書いてあったのかどうかが分からないと思います。

ーーまさにこのように時系列で並ぶことで、ここには無くてここはあるということも分かり、企業の実態に沿った内容、また、経営陣がどういう情報を出したいのか出したくないのかという内容まで分かるところが、すごく面白いと思いました。

そうですね。まさにおっしゃる通りで、1つ目のポイントは過去との比較が簡単にできるようにするというのが、このサービスでやりたかったことの1つです。

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ーーまた、横比較もあり、個別企業のページとは別に、例えば、SaaSの横比較というものがあります。SaaSの企業群に対して売上の横比較や、売上前年同期比の横比較のようにいろいろな指標があります。これが一覧化されているという、時系列とはまた別の視点での比較も非常に面白いし見やすいしなと思いました。

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ーーここで取り上げられている指標が、いわゆる数値の営業利益率など、そういうものだけではなくて、SaaSで言えば、ARPU、MRRやCACなど、いわゆるSaaSの企業の成長率を見るために必要な指標が過不足なく横比較できるので非常に見やすいと思いました。

そうですね。先ほど1つ目のポイントは時系列の比較だと話しましたが、2つ目のポイントが横比較だと思います。当然、同業他社や類似企業との比較をしたいと皆さん思いますよね。

KPIデータベースでは、開示されている項目が企業ごとに違うので、完全なApple to Apple(同一条件)の比較ができない場合も当然ありますが、可能な限り業種ごとのKPIをきちんと決めて、KPIで横比較できるようにつくっています。

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1つ前の図のようなシートだけではなく、ダッシュボードも提供しています。上図はSaaSのダッシュボードです。売上、ARRやCAC等がグラフと表で視覚的に見ることができます。今のところ、私がお客さんから聞いている限りでは、「これが一番見ていて楽しい」というコメントをいただいています。

こういう形で業種ごとに横比較ができるというのが2つ目のポイントだと覚えておいていただけるとうれしいです。


指標の抽出方法は?

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ーー同業種企業の横比較における重要指標の選定も、チームの方が抽出したのですか。それとも、シバタさんが「横比較するならこの指標が重要」とアドバイスをしているのですか。

僕は一応指標の選定のレビューをしましたが、基本的に僕が数年前に出した本の中から、チームのみんなが指標を拾ってくれました。そして、「こういう指標を入れたら良いのではないか」と議論し提案してくれたので、「良いんじゃないですか」と承認した感じです。


指標の計算式のロジックについて

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ーー上図に載っている40%ルールは、一般的に、計算式は年間の売上成長率+利益率で40%を超えるか否かという話です。利益率をどの数値を取るかは企業によって違うと思いますが、どういう計算式を使っているのか、どこかで分かりますか。

利益率は営業利益率を出していると思いますが、各指標の数式はGoogleスプレッドシートに全部入っています。実際にサービスを購入していただいた方はこのGoogleスプレッドシートのアクセス権限がありますので、実際にどの指標がどこから計算されているのか、全部トレースすることができるようになっています。

もっと自分で独自に分析したい方は、このGoogleスプレッドシートをダウンロードしていただいて、Excelで作業していただくことも可能です。また、他の人にも絶対に大事な指標だと思う場合は、われわれにご連絡いただければ、新しい指標を追加することも含めて検討できます。そういった形でどんどん活用していただきたいです。

ーーKPIデータベースのGoogleスプレッドシートが、企業の決算が発表される度にアップデートされていく感じですね。

そうですね。四半期ごとに新しいデータが入っていく形になります。


海外企業のデータベースはいつ頃出来上がる?

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ーー今は日本企業を中心に公開されていると思いますが、海外の企業群に関しても今後、随時作成中だと思います。これはいつ頃出来上がる見込みでしょうか。

海外の入力はもう始まっていますが、いつ頃に全部できるかというのは、まだはっきり外に対して言える状況ではありません。約120社ありますので、日本の決算が3カ月ごとにどんどん出てきますので、そちらの差分更新を最優先にしながら、海外企業の方も一定のペースで入力していければと思います。


データ入力担当を絶賛募集中!

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先ほど、今は20人ぐらいいるという話をしましたが、海外企業もやると20人では足りないのではないかという話にもなっていまして、絶賛採用をしたいと思っています。決算が読めるようになりたい方、実際に海外企業の決算を読みデータを入力するため大変な仕事だと思いますが、やっていただくとやはりそれなりに血となり肉となり、決算を読めるようになると思います。

KPIデータベースのデータ入力をやってみたい方がいらっしゃれば、以下のURLからご応募いただければと思います。ぜひよろしくお願いします!

ーーぜひご応募いただければと思います!


KPIデータベースの購入方法は?

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ーーKPIデータベースの全貌を明らかにしてみました。ウェブサイトに購入方法に関しても記載しています。使ってみたいと思われた方は、ぜひご購入を検討ください。

ーーシバタさんからも、ぜひ一言お願いします。

これは出したばかりで、告知などはまだ全然していないのですが、結構売れています。

ーーすごいですね!

はい。買っていただいている方がたくさんいらっしゃって、本当にありがとうございます。法人向けのサービスで、値段は月11万円(税込)のサブスクリプションにしています。

決して安い値段ではありませんが、データ入力は本当にものすごく大変なので、おそらく購入いただいた方は、自社で入力したらそれ以上の費用が掛かると判断されたのだと思います。

購入いただいた方はほとんどが社長室や経営企画室で、たまに財務やIRの方もいます。あまり告知していないのになぜか売れている、われわれとしては非常に嬉しい状態です。

このような形でデータベースをきちんと整備して広めていく取り組みは、日本はあまりこれまで得意としてこなかった面でもあると思うので、少しでもお役に立てるように頑張りたいと思います。興味がある方はご覧いただければと思います。

ーーぜひよろしくお願いいたします!


まとめ

書き起こし記事は以上となります。
以下、重要なポイントをまとめています。

・KPIデータベースの企業群は、ソフトウェアやネット系企業を中心に日本企業約160社、海外企業約120社を選定。現在、日本企業の過去3年分(12四半期)の決算とKPIの情報が入っており、海外企業は今後入力予定。データ量が多い上に質を担保した結果、リリースまでに20人×2カ月~2カ月半ほど要した。

・KPIデータベースで2つの比較ができる。1つ目は個別企業の過去3年分のデータが横並びに配置され簡単に時系列に比較できる。2つ目は業種ごとに決めた重要指標の数値を同業種や類似企業で横比較できる。横比較はGoogleスプレッドシートの他にもダッシュボードがあり、ARRやCAC等の数値をグラフと表で視覚的に見ることができる。

・40%ルールの計算式など、各指標の数式はGoogleスプレッドシートに全部入っている。サービスを購入するとGoogleスプレッドシートのアクセス権限が与えられ、指標の計算式を全てトレースすることができるようになる。

・今後は、日本の決算情報の更新を最優先にしながら、海外企業約120社についても決算データの入力を行いリリースする予定。KPIデータベースのデータ入力担当を絶賛募集中。こちらからぜひご応募ください。

・KPIデータベースは法人向けのサービスで月11万円(税込)のサブスクリプション。社長室、経営企画室、財務やIRの方に購入いただいている。興味のある方は、こちらからぜひお申込みください。


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