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Q.QPS研究所の衛星画像を買っている顧客は一体誰なのか?

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ヒント:画像の利用用途を考えると、QPS研究所の顧客が見えてきます。

この記事はhikoさん(企画・リサーチ担当)との共同制作です。

2023年12月6日に、宇宙開発ベンチャーである株式会社QPS研究所(以下、QPS研究所)が東証グロース市場に上場予定です。QPS研究所は「小型SAR衛星(*詳細後述)の開発・製造や、小型SAR衛星で取得した画像データの販売」などを手掛けています。

宇宙ビジネスに馴染みのない方も多いと思いますが、宇宙開発ベンチャーのQPS研究所の顧客とは、どのような企業・団体なのでしょうか?

ちなみに、国内で宇宙ビジネスを展開する企業の上場は、ispaceに次ぐ2社目になります。ispaceや宇宙ビジネスに関心がある方はぜひこちらもご覧ください。


QPS研究所の概要

QPS研究所は2005年6月に、「九州に宇宙産業を根付かせる」ことを目指して創業された九州大学発の宇宙開発ベンチャー企業で、九州大学の20年以上の小型人工衛星開発の技術をベースとして、全国25社以上のパートナー企業と共に宇宙技術開発を行っています。

特に、QPS研究所は世界トップレベルの高精細小型レーダー衛星「QPS-SAR」を開発・運用しており、夜間や天候不良時でもリアルタイムに任意の対象を高画質で観測できるSAR画像を提供することが可能です。

QPS-SARは、「合成開口レーダー(SAR)」を搭載しており、これは電磁波を地表に向けて照射し、跳ね返ってきた電磁波から地表の状態を画像化する技術です。カメラを使用して地球を撮影する一般的な衛星とは異なり、夜間や天候不良時でも観測が可能になるというメリットがあります。

そんなQPS-SARで撮影した画像を、どのような企業・団体に提供しているのでしょうか?記事の後半では、QPS研究所の顧客は一体誰なのか解説します。

この記事は、宇宙開発事業に従事している方や宇宙産業に関心がある方に最適な内容になっています。


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・Q. QPS研究所の衛星画像を買っている顧客は一体誰なのか?の答え
・QPS研究所の強みとは?
・QPS研究所のビジネスモデル
・資金調達需要に関して
・日本の主な宇宙スタートアップの時価総額
・まとめ


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