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【イベント書き起こし】決算からビジネスモデルを読み解く思考法〜稼げるマーケターを目指す、あなたへ〜 #20代マーケピザ(第1回)

この記事は、企業の成長支援のアドバイザーMoonshotの菅原さんが主催するイベント【 #20代マーケピザ 】決算からビジネスモデルを読み解く思考法〜稼げるマーケターを目指す、あなたへ〜の書き起こし記事です。「#20代マーケピザ」に関心がある方は、Twitterのハッシュタグ「#20代マーケピザ」をご覧ください。


1. 決算書が読めることのメリット

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シバタ: 決算からビジネスモデルを読み解く思考法がテーマです。決算が読めると「企業の特徴、課題が数値化して見えて、事業提案の精度が高まり、根拠のあるソリューションが提案ができる」ようになります。

僕が営業、マーケティング担当であれば、決算を読み込んでから提案をします。

例えば、クライアントの広告会社が、アクティブユーザー数がすごく伸びているけど、一人当たりの売上が横ばいなら2種類の提案があります。まずは、アクティブユーザー数が伸びてるからもっとがんばりましょう。そして、一人当たりの売上が伸び悩んでいるなら、他の会社で伸びているところを見て、他はこういう施策をやっているので、この施策をやりませんかと提案できます。

クライアントは、自社の課題が数値から理解でき、さらに、具体的なソリューションが数字で見えるので、対策しやすい。さらに、「決算まで読んで、うちのことを理解してくれている」と単純にうれしいですよね。

菅原健一さん(以下、敬称略): そもそも、シバタさんはなぜ決算書を読むスキルが身についたんですか?

シバタ: 楽天時代に社長室にいた経験ですね。

楽天では、毎週月曜日の朝8時に社員一万人全員が参加する朝会があるんです。「アメリカではこんなことがあった、日本ではこんなことがあった」と業界トレンドニュースを役員が発表していて、僕は、そのゴーストライターをやっていました。

菅原: あれは三木谷さんが考えていたわけじゃないんですね。

シバタ: そうなんです。僕はこれがイヤで仕方がなかった。決算を見て資料を作っていると金曜日がなくなるんですもん。これを25歳から28歳までやっていました。

決算なんて本当に嫌だと思っていたんですが、それをやっていたおかげで、決算を読むのが癖になっています。楽天を辞めた後も習慣化して、四半期になると、「決算、読まなきゃ!」って体がそわそわしてくるんです。


2.投資家は何を見るか?成長率とSABCランク

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「投資家がどんな数字を見ているか」という視点を持つことが決算を読むときに大事です。

上場企業の企業価値は、成長率と利益で決まります。一番最初に見て欲しいのは、売上の成長率です。ネット業界のように成長がすごく早い業界は、成長率が早いか遅いかで株価が相当変わります。

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シバタ: ラクスル、マネーフォワード、NewsPicsは未だに成長していて、売上の規模は他の大企業と比べるとそうでもないんですが、時価総額がとても高いです。Sクラスです。

マネーフォワードはまだ赤字ですが、成長率が大きいので高い時価総額がついています。売上成長率を見ることで、どれくらいのキラキラ感なのかわかりますよ。

急成長企業の公式:時価総額=売上 x PSR
急成長企業の公式:時価総額=利益 x PER

成長が早いと売上を見られます。だんだん利益を出してくると、利益との掛け算でPSRが大きくなります。PSRが10倍になると、売上の10倍が会社の価値となります。売上が伸びているなら、赤字でもいいのですが、伸びなくなってくると利益を出せと言われます。これ以外のファクターもあり、楽天やソフトバンクの株価が上がらないのは、コングロマリットディスカウントと借入金が大きいからだと考えられます。

菅原: SABCランクによって計算式も違ってくるんですね。売上も伸びない、利益も出ない会社は、株式市場では存在意義ないという厳しい世界ですね。投資家は成長率や利益を見て買います。好き好んで赤字の会社、成長していない会社の株は買わなくなるので、価値がどんどん下がり、時価総額がどんどん下がるということですね。

▼ YoY (Year of Year):前年度比
▼ PSR(Price to Sales Ratio):株価売上高倍率
▼ PER(Price Earnings Ratio):株価収益率


3.決算を読む際のキーワードは「ユニットエコノミクスまで因数分解」

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シバタ: 次は、具体的に決算の読み方を解説します。ユニットエコノミクスを横展開できる細かい単位まで因数分解して、様々な企業のユニットエコノミクスと比較します。キーワードは因数分解で、どの数字が伸びているのか、横ばいなのかを見るとその会社のどこで注力しているか、困っているかが見えます。

例えば、競合関係にあるSmartNewsとGunosyの1ユーザーあたりの売上を比べたいでしょう?Facebookとどちらが儲かっているか知りたいでしょう?だから、Yahoo!の四半期の売上額や絶対額とか書かれている数字を覚えても意味がありません。そういうふうに考えて読むと、読むポイントや比較する基準が定まり、決算が読めるようになります。

▼Unit Economics(ユニットエコノミクス): 
1ユーザーあたりの売上、1顧客あたりの利益、1ユーザーあたりの滞在時間など、単位ごとの数値。


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次回は、ネットビジネスの主要な「型」をもれなく解説します。

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