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【書評】ネットビジネス進化論: 何が「成功」をもたらすのか

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今日は、私としては非常に珍しいのですが、書評を書いてみたいと思います。今日紹介する本は、「ネットビジネス進化論: 何が「成功」をもたらすのか」という本です。

はじめに申し上げておくと、過去に私の本を買ってくださった方は、この本を盲目的に買っても損はしないと思うので、ぜひ読んでみてください。

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この本は、これまで何度も私が対談させて頂いてきている尾原さんが書かれた本です。


■IT批評家 尾原 和啓 氏
1970年生まれ。京都大学大学院工学研究科応用人工知能論講座修了。マッキンゼー・アンド・カンパニー、Google、NTTドコモ、楽天、リクルートなどで事業立上げ・投資に関わる。経産省対外通商政策委員なども歴任。現在はシンガポール・バリ島をベースに人・テクノロジー・事業を紡いでいる。著書に『ITビジネスの原理』(NHK出版)『モチベーション革命』(幻冬舎)など。

目次を見てみると、この本でネットビジネスをどのように整理して解説しようとしているのかがなんとなく読み取れると思います。

以下では、ネタバレをしないように本書の特徴を簡単に書いてみたいと思います。

Part 1 権力:つながりの場所を押さえる
Part 2 コマース:物や予約をつなげる
Part 3 コンテンツ:情報をつなげる
Part 4 コミュニケーション:人をつなげる
Part 5 有限資産をつなげる
Part 6 BtoB:仕事をつなげる
最終章 これからネットビジネスを始める人へ


「つながり」の種類でビジネスを分類

本書の中で貫かれている太い幹があります。それは、ネットビジネスの進化構造とは「小分けしたものを遠くとつなげる」ことであるという考え方です。

この「小分けしたものを遠くとつなげる」という考え方は、インターネットビジネスの本質を捉えていると思います。

繋がるものは小さければ小さいほど、繋がりが遠ければ遠いほど、それらが集合したときにネットワーク外部性が働いて、参入障壁になる、というのは、ネットビジネスそのものではないでしょうか。

この本の最大の特徴は、「つながりの種類」や「つながりの対象」によってビジネスモデルを分類している点です。

ほとんどの章で、皆さんが身近なものが登場するので、ネットビジネスに詳しくない人でもすんなりとストーリーに入っていける構成になっていると思います。


インターネットを学ぶ学校があるとすれば、本書は「社会科」に相当する

もし仮に「インターネットそのもの」を勉強する学校があるとすれば、この本は「社会科」に相当するといえるでしょう。

社会科の中には歴史、地理、政治経済そして倫理が含まれるかと思いますが、この本ではその四つがすべてカバーされていると思います。

この本がユニークなのは、数字にとらわれすぎずに、大きな文脈を丁寧な言葉できちんと説明している点です。

社会科と書いたのはまさにそういう意味で、私もこれまで多くのネットビジネスの本を読んできたと思いますが、この本ほど平易でわかりやすい文章でネットビジネスを語っている本は、あまりないのではないでしょうか。


シバタの「決算が読めるようになる」本と違いとは?

この本は、見方によっては私の著書と似ているとも言えます。というのは、対象としているビジネスがネットビジネスである点、ネット企業の戦略を解説しようとしている点などなどです。

違いを上げるとすれば、私の本は「ビジネスモデル」で種類を分類しているのに対して、尾原さんの本は「つながり」の種類でビジネスを分類しています。

私の本はビジネスをより「人工物」(悪い言い方をすれば、無味乾燥なもの)として扱って、その構造を解き明かすことに注力しています。いわば完全に「超理系」の本であるのに対して、尾原さんの本は、歴史や、そこに介在する人間模様がより見て取れるもっと「文系にも優しい」本になっています。


この本をオススメしたい人

この本は、幅広い読者に広く読まれるようになると思いますが、まずはじめにおすすめしたいのは、歴史好きな人です。

「ネットビジネスの歴史」をきちんと整理してある本というのはあまりありませんので、是非、歴史好きの方には読んで頂きたいと思います。

2番目にオススメしたいのは、戦略論が好きな人です。戦略やビジネスモデルを議論するのが大好きな人には、良いおかずになるのではないでしょうか。

3番目は、若い世代の人に読んでほしいと思います。インターネットができてからもうだいぶ時間が経ちますし、これまで多くのネットビジネスが成功してきましたが、そういった歴史を短時間で学ぶには最適な本だと思います。

最後におすすめしたいのは、数字にあまり自信がない、自称文系の方です。この本は数字にあまり強くなくても、平易な言葉でネットビジネスの仕組みが解説されているので、他の方に比べるとだいぶ読みやすい本だと思いますので、最後まで読めるのではないかと思います。

とても内容が詰まった本なので、通常よりも高い値段になっている気もしますが、十分ペイする内容だと、個人的には思います。

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アメリカ・日本のネット企業(上場企業)を中心に、決算情報から読みとれることを書きます。経営者の方はもちろん、出世したいサラリーマンの方、就職活動・転職活動中の方になるべく分かりやすく書きます。

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