オープンハウスは、なぜ「行こうぜ1兆!2023」を達成できたのか?
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この記事はhikoさん(企画・リサーチ担当)との共同制作です。
中期経営計画にて「行こうぜ1兆!2023」という目標を掲げていたオープンハウスグループ(以下、オープンハウス)は、宣言通り2023年9月期にこの目標を達成しました。
オープンハウスは戸建事業などを展開するハウスメーカーで、「便立地、好立地」や「東京に、家を持とう」というキャッチコピーやTVCMなどを通してご存知の方も多いのではないでしょうか。
オープンハウスと言えば、体育会系の「営業力がある会社」というイメージが強いと思いますが、果たして営業力だけで年間売上1兆円を達成できたのでしょうか?
この記事では、オープンハウスがなぜ、年間売上1兆円という目標を達成することができたのかを考察していき、オープンハウスの強みの源泉に迫っていきます。
オープンハウスの概要
オープンハウスは1997年に創業した不動産会社です。首都圏の戸建のイメージが強い方も多いと思いますが、それ以外にも米国の不動産販売やおうちリンク(電気・ガスなどのライフラインサポート)、広告クリエイティブ作成などを手掛ける多角的な関連会社をもっています。
2013年9月には東証一部(現東証プライム)に上場し、2017年から米国不動産事業を開始、この事業が軌道に乗ったことで「売上高1兆円企業」という目標を掲げました。
オープンハウスは何で儲けている会社?
オープンハウスの売上推移を見ると、2023年9月期で全体売上は1兆1,480億円であり、目標として掲げていた売上1兆円を達成しました。
セグメント別の売上を見ると、戸建関連(5,900億円)が最も多く、次いで収益不動産(1,850億円)、プレサンスコーポレーション(1,610億円)、マンション(1,250億円)です。
オープンハウスの戸建関連事業に関して興味のある方は、ぜひこちらの記事もご覧ください。
ちなみに、プレサンスコーポレーションとは、主に関西圏で投資用マンション開発事業を展開している企業で、2022年11月にTOBによってオープンハウスが買収した企業です。
ここまで、オープンハウスの概要やセグメント別売上を整理しました。次章以降はオープンハウスと競合との売上成長率の比較や、同社がなぜ「売上1兆円」という目標を達成できたのかを具体的に考察していきます。
この記事は住宅事業に従事する人や企業の成長戦略に関心がある人におすすめの内容となっています。
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