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Q. UUUM所属YouTuberあたりの年間粗利益は?

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ヒント:UUUMに所属しているクリエイターのチャンネル数は約1.2万、動画再生回数は四半期で129億回。UUUMに所属しているクリエイターはYouTuberだけで食べていけるのでしょうか?

今日の記事では、YouTuberのマネジメント企業として日本最大手のUUUMの最新決算をもとに、日本のYouTuberの現状、コロナの影響とUUUMに所属するメリットや今後の戦略について考察していきたいと思います。

*UUUM 2021年5月期 第1四半期決算説明資料(2020/10/14)

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2020年6月-8月の第1四半期の売上高は、約50億円で前年同期比(YoY)▲9.3%と減少しました。決算説明会資料では、コロナウィルスの影響で、イベント開催ができなかったことと(売上YoY▲28%)、企業とのタイアップ案件が減少(売上YoY▲29.5%)したことによる影響が大きかったと説明されています。

YouTubeからのアドセンスの売上はYoY+4.4%と微増しています。しかし、コロナ禍でYouTubeの視聴時間が増加した割には増加率が低いのは、木下ゆうかやハイサイ探偵団、えみりんなど国内でトップクラスのチャンネル登録者数を持つ大物YouTuberたちがUUUMを脱退した影響もあると考えられます。

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こちらの図は、今年3月-8月までの月次の売上を項目別に表しています。スライドには、「足元の売上は徐々に回復」と記載されているものの、今年3月の売上と比較すると、どの売上項目においても、まだまだコロナの影響から戻っていないように見受けられます。

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(注)本スライドの20年5月期1Qの営業利益が453百万円となっていますが、正しくは423百万円のため、以降文中では423百万円を採用しています。

直近の20年6月-8月の四半期営業利益は、4,600万円でYoY▲89.1%と大きく落ち込んでいます。今年3月−5月の四半期に続いて、コロナの影響が各社の広告費用の削減という形で大きく現れた決算だったといえるでしょう。


動画の再生回数・所属チャンネル数

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次に、UUUMに所属するYouTuberのチャンネル数と動画の再生回数を見てみましょう。

20年8月末時点でのチャンネル数は、約1.2万チャンネルでYoY+42.5%、前四半期末と比較しても+15.1%と大きく増加しています。

コロナ禍で再生回数が伸びていても良さそうなのですが、再生回数は前四半期と比較して、▲11.3%の127.9億回に減少しています。

再生回数の減少については、前述の通りトップクラスのチャンネル登録者数を持つ大物YouTuberが相次いで脱退したことと関連があると考えられます。

記事の後半では、YouTuber1人あたりのユニットエコノミクスと、UUUMに所属するメリット、UUUMの今後の戦略について詳しく見ていきたいと思います。

この記事は、YouTubeに興味のある方、YouTuberのマネジメントに関わっている方、今後のUUUMの戦略に興味がある方におすすめの内容となっています。


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