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Q. ピーター・ティールが創業したPalantirがついに上場!顧客あたりの年間売上は?

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A. 上位20社の平均年間売上は$●●(約●●億円)で、昨年から今年にかけて+●●%で単価が上昇し続けている

今回の記事では、あのPayPal創業者ピーター・ティールが創業したことでも注目の「Palantir」について、読み解いていきます。

Palantirは、日本では馴染みのない人も多いかもしれませんが、累計$2.6B(約2,600億円)を調達している巨大なユニコーン企業です。

これまで秘密主義の会社とも言われ、謎に包まれている部分も多かった同社ですが、2020年8月に上場申請書類が提出され、ようやくその全貌が見えてきました。今回は、そんなPalantirについて解説していきます。


2つの主要プロダクト: Palantir GothamとPalantir Foundry

まず、Palantirの主要プロダクトについて見ていきましょう。Palantirでは、「Palantir Gotha」と「Palanntir Foundry」という2つのプロダクトがあります。

それぞれ簡単に解説していきます。

・Palantir Gotham
Palantir Gothamは、政府機関用に提供しているデータの統合・管理・分析ソフトウェアです。

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Palantir Gothamは、CIAやFBI等の米国の防衛・諜報部門でも利用されています。以前は、これらの機関のデータベースはサイロ化されていましたが、Palantir Gothamによって初めてデータベースが統合されました。

また、米国国防省では、Palantir Gothamをテロ対策としても利用しています。


・Palantir Foundry
一方で、Palantir Foundryは、民間企業用に提供されているデータの分析・統合ソフトウェアです。

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Palantir Foundryでは、様々なデータベースに散らばるビッグデータをシームレスに連携することで、あらゆるデータニーズに応えることができます。

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例えば、自動車製造工場のエンジニアが、車両が組み立て工程にある間に不備の傾向を発見することで、修正にかかるコストを最小限に抑制することに役立てることができます。

また、配送業者がタスク一覧をモニタリングできるようにすることで、未完了の作業指示を検知しコンテナが時間通りに配送されるようにするといったこともできます。

このように、民間企業においても、データの統合・分析のプラットフォームとして、様々な価値を発揮しているわけです。


とてつもない金額の政府機関との取引

Palantirの政府機関との取引金額には目を瞠るものがあります。

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2020年6月末時点で、アメリカや同盟国政府との契約金額のうち、売上未計上の取引金額は、$1.2B(約1,200億円)で、2018年末から+74%も増加しています。

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さらに、アメリカ軍関連の収益を示した上図を見ると、2019年以降大幅に増加しています。

これは、アメリカ軍がPalantirとの訴訟により、インテリジェンスシステムとして民間が提供する既存のソフトウェアについても検討することが命じられ、結果としてPalatir Gothamが採用されるようになったためです。

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こちらの図は、黒い点が政府系、青い点が民間企業との取引を示しています。

創業当初は、政府系を中心に導入が進み、その後民間企業の利用も増えていることが分かります。


差別化を可能にするR&D投資

Palantirのソフトウェアは、先述のようにアメリカ政府やアメリカ軍にも導入されるなど、その品質において競合を圧倒しています。

そのようなソフトウェア作りが実現できている背景として、巨額のR&D投資があります。

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上図は年毎のR&D投資金額を示しています。

グラフから分かるように、年々その金額は増加しており、2018年には$1.5B(約1,500億円)に達しています。

また、2,391人の従業員のうち、929人がソフトウェアエンジニアなどの技術者となっており、その技術力がPalantirの差別化を可能にしています。


売上・営業利益

次に、Palantirの売上・営業利益を見てみましょう。

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上図のように、売上は年々成長しており、2020年は上半期で売上$481M(約481億円)、YoY+49%と急成長を見せています。

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PLを見てみると、営業利益に関しては、半期で▲$169M(約169億円)と営業赤字となっています。

とはいえ、コストはほぼ横ばいの中、売上がYoY+49%と成長しているため、営業利益についても、前年の▲$284M(約▲284億円)からは大きく改善しています。

記事の後半では、Palantirの驚異の顧客あたりの年間売上と、その背景にある顧客分類方法(営業戦略)を見てみましょう。

この記事は、Palantirに興味がある方、高単価ビジネスモデルの仕組みに興味のある方、ビジネスモデルに合わせた営業戦略に関心のある方に最適な内容になっています。

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・ Q. 顧客あたりの年間売上は?の答え
・驚異の顧客あたりの年間売上
・非常にユニークな顧客の分類
・株主構成
・まとめ

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