米フードデリバリー2位のUber Eats、首位DoorDashを追い越せるのか?
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米フードデリバリー2位のUber Eats、首位DoorDashを追い越せるのか?

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私のYouTubeチャンネルでは、決算読み解き実況中継をしています。おかげさまでYouTubeの方も多くの方にご覧いただいているのですが、特に忙しいビジネスパーソンの方たちから「YouTube動画の内容を知りたいが、動画を見る時間が無い」というお声を多数いただいています。

この記事では、上の動画の内容をスクリーンショット付きで文字起こししてあります。動画を見る時間はないけれど、内容を短時間でおさらいしたいという方に最適です。


Uber 2021年度第2四半期の決算の印象は?

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ーー(Asako)皆さん、こんにちは。今日は、Uberの2021年度第2四半期の決算書をシバタさんと一緒に読んでいきたいと思います。シバタさん、よろしくお願いいたします。

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ーーまず、全体の数字から見ていきます。2021年度第2四半期の売上が$3,929M(約3,929億円)、2020年と比較すると+105%成長です。また、下の表にあるコロナ前の2019年第2四半期の売上$3,166M(約3,166億円)と比較しても+24%と伸びている状況です。

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ーー調整後のEBITDAは、2021年第2四半期が$-509M(約-509億円)、2020年度が$-837M(約-837億円)でしたので、EBITDAベースでも赤字幅が縮小しています。

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ーーまた、カンファレンスコールの中で第3四半期以降の数字についても見通しが出ていました。第3四半期に関しては、調整後のEBITDAが$-100M(約-100億円)、第4四半期に関しては黒字転換予定だそうです。

ーー売上に関しては2019年第2四半期を上回る水準まで回復している点が個人的に印象的でした。全体の数字について、シバタさんの印象はいかがでしょうか?

(シバタナオキ)売上が増えていることや、EBITDAが赤字幅が減っていることはもちろん大事ですが、Uberはマーケットプレイスのビジネスなので、一番見るべきところは受注総額(グロスブッキング)です。

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上のグラフは月次の受注総額(グロスブッキング)です。Uberというプラットフォームの上でやり取りされた金額の合計をグロスブッキングと言います。濃い緑がライドシェア、明るい緑がフードデリバリーです。

コロナ前の状況は、2020年1月と2月を見るとほとんどがライドシェアの事業でした。前年同期比が25%伸びていたというのがUberという会社です。2020年3月にコロナが始まってからどうなったか、皆さんも想像できると思いますが、ライドシェアがガツンと落ちました。そして、フードデリバリー(薄い緑)がどんどん増えています。

今の状況は、右側の2021年7月現在を見ると、濃い緑よりも薄い緑、つまりフードデリバリーの方がライドシェアよりも大きくなってしまいました。それだけではなくて、2019年比で見たときに+45%成長しています。

会社の事業構造が大きく変わりつつ、かつ成長がまた戻ってきたというのが最近のUberの決算です。売上が伸びて赤字が減ったことももちろん大事な情報ですが、まずはこのトレンドをしっかり理解することが重要です。

Uberは大きな会社で、特にライドシェアはコロナで非常に打撃を受けやすい事業です。その中でこれだけ短期間できちんとまた再成長に持ってくる所は本当にさすがです。これが私の一番の感想です。


都市ごとの傾向の違う要因とは?

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ーーこちらは都市毎のリオープニング後の傾向を説明したスライドです。ロックダウン解除後のデリバリーとモビリティの回復度合いを見ると、都市によって傾向の違いが見られます。

ーーニューヨークはロックダウン解除後もデリバリーが右肩上がりに伸び続けている一方で、パリやロンドンはほぼ変わらない、もしくは鈍化傾向になっており、都市によって傾向がまちまちなところが興味深いと思いました。この傾向の違いは何が要因と考えられますか?

これは半分推測ですが、リオープニングすると言ったときに、どのぐらいリオープニングしているかによって傾向が変わると思います。感覚的には何となくヨーロッパのほうが完全に元に戻っているのに近い気がします。

ニューヨークは、リオープニングしたと言っても、まだいろいろ制限がかかっていて、レストランにもコロナ前のようには行けない状況、結構行きづらい状況がまだ続いていると思います。少なくとも、私がカリフォルニアで見ている限りはそういう感じです。

それと比べて、もしかしたらロンドンやパリはもう少し緩やかな規制になっているかもしれません。規制が緩やかになればなるほど、たぶんフードデリバリーの伸び率は落ちると思うので、そういったところがあるのかもしれません。逆にシドニーは非常に厳しいロックダウンをしているので、フードデリバリー、緑の線がドーンと上がっています。

コロナの場合は、ロックダウンするにしても、リオープニングするにしても、0か100かではありません。例えば東京の緊急事態宣言は、アメリカの緊急事態宣言に比べるとだいぶ緩いですよね。その辺の微妙なニュアンスの違いというか、どこまで何がOKかは都市や国によって微妙に違いますので、そういう影響が出ていると思います。


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・パスの価格が高めなのは提供サービスが多いから?
・モビリティセグメントでの注目点は?
・業界の勢力図は変わるのか?
・Uberの持ち株から読み解けることは?
・まとめ

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アメリカ・日本のネット企業(上場企業)を中心に、決算情報から読みとれることを書きます。経営者の方はもちろん、出世したいサラリーマンの方、就職活動・転職活動中の方になるべく分かりやすく書きます。