テレビCMの視聴者あたりの広告売上はネット広告の●●倍!?

今日は異なるメディア間で1ユーザーあたりの広告売上を比較するという非常にチャレンジングな分析をしてみたいと思います。

背景としては、インターネットメディアで動画や動画広告が当たり前のような時代になってきました。2017年は「動画元年」と呼ばれるような年になるでしょう。これだけ動画が当たり前になってくると、当然広告の面でもテレビとの比較をしていく必要があると思い分析を始めました。

これまでは広告単価という点では、他のメディアにはない規模のユーザーにリーチできるテレビCMの優位性が揺るぎませんでした。インターネットメディアのユーザーあたりの広告売上というのはテレビのそれと比較してどの程度の水準に達しているのでしょうか? 2016年時点でのスナップショットを比較してみたいと思います。


日本テレビの放送売上

日本テレビ 2016年度第3四半期 IR決算説明資料(2017年2月7日)

はじめに日テレのテレビの広告収入を見てみたいと思います。 特に断りがない限りテレビ局の収入は2016年4月から12月の9ヶ月間の累計を記載します。

テレビの広告収入は合計で1,903億円でした。内訳としてはタイムとスポットがほぼ1対1という内訳になっています。

*タイム=番組提供。提供する番組内でCMを流せるので特定の視聴者にアピールできる。
*スポット=番組や時間帯の指定なしに放映されるCM。契約期間や時期、希望時間帯等で価格が上下する。


フジテレビの放送売上

フジテレビ 2017年3月期第3四半期 決算説明資料(2017年2月3日)

次にフジテレビの広告収入を見てみます。

テレビ広告収入の合計は1,532億円でこちらも同じくタイムとスポットの割合がほぼ1対1でした。


TBSの放送売上

TBS 2017年3月期 第3四半期決算資料(2017年2月2日)

最後にTBSの広告収入を見てみます。

テレビ広告収入の合計は1,375億円でこちらも同じくタイムとスポットの割合がほぼ1対1でした。


以下ではテレビの視聴率から視聴者数を推定し、それを元にユーザーあたりの広告売上を算出します。さらにそれをインターネットメディアのユーザーあたりの広告売上と比較してみたいといます。

この分析によって「ユーザーあたりの広告売上」という指標でネットメディアがテレビという巨大マスメディアにどの程度追いついてきてるのかというのが把握できるようになります。

これらの数値は非常に大雑把ではありますが、インターネット業界でビデオ系のメディアや広告を担当している人にとっては押さえておくべき数字になるであろうことは間違いありません。テレビ業界のメディア広告担当の方からすれば、今後どの程度ネットメディアのビデオが脅威になるのかというのを把握する上で重要な情報となるでしょう。


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・視聴率からテレビのテレビの日次視聴者数(DAU)を推計する
・テレビCMのユーザーあたりの広告売上
・ネットメディアとテレビのユーザーあたりの広告売上の比較
・まとめ: テレビCMの視聴者あたりの広告売上はネット広告の●●倍

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