成長スピードが加速し、ついに黒字化が見えたクラウドワークスの成長戦略
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今日はクラウドワークスの決算を読み解いてみたいと思います。
最初に結論を書いておくと、クラウドワークスはここに来て成長スピードが異常に加速しているように見えます。今日はそのあたりを詳しく掘り下げていきたいと思います。
ご存知の方も多いかと思いますが、クラウドワークスは仕事を発注したい人と受注したい人のためのマーケットプレイスを提供する会社です。
決算資料のはじめの方のページに、いつもこのようにクラウドワーカーに対して支払った報酬額が記載されており、個人的にはとても好感が持てる決算資料だなと思っています。
背景としては、いわゆる「働き方改革」が叫ばれる中、副業をしたい人や興味がある人が増えてきており、クラウドワークスの提供するサービスは、大きな社会のトレンドに乗っているとも言えます。
総契約額はYoY+68.2%の23億円
まずは2017年10月から12月期の決算を見てみましょう。
総契約額は23.2億円でYoY+68.2%、売上は13.5億円でYoY+122.6%、売上総利益は5.7億円でYoY+74.7%と大きな成長となっています。
そして、念願の営業黒字までもう一歩というところまで来ています。実際EBITDAベースでは常に黒字化しています。
(EBITDAベースで黒字化=減価償却や支払利息、特別損失などを差し引いた、本業のキャッシュフローベースでは黒字化している状態です。)
ここまでが今回の四半期のサマリーです。
さて、今回の記事の本題ですが、このグラフを見ればわかるように総契約額が増えているだけではなく、その成長スピードが右肩上がりで加速しているように見えます。
一体何が起こっているのでしょうか?
クラウドワークスの事業セグメント
この成長スピードが加速している背景を詳しく見るために、まずはクラウドワークスの事業セグメントを見てみましょう。
一つ目は、「ダイレクトマッチング」と呼ばれる、いわゆる受注者と発注者のオンラインマーケットプレイスです。
二つ目は、単なるマーケットプレイスではなく、同社のスタッフがマッチングを仲介する「エージェントマッチング」と呼ばれる事業です。
三つ目は、クラウドワークス社がクライアントに対してサービスを提供する「ビジネスソリューション」と呼ばれるサービスになります。
以下ではこれらのセグメントのうち、「どのセグメントがどのような理由で成長しているのか?」を決算資料から読み取れる範囲で詳しく見ていきたいと思います。
「働き方改革」に関連する仕事に携わっている方、新規事業を担当している方、担当事業の成長スピードをさらに加速させたいと思っている方に参考になる記事になっています。
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