新型コロナウイルスに関係する内容の可能性がある記事です。
新型コロナウイルス感染症については、必ず1次情報として厚生労働省首相官邸のウェブサイトなど公的機関で発表されている発生状況やQ&A、相談窓口の情報もご確認ください。またコロナワクチンに関する情報は首相官邸のウェブサイトをご確認ください。※非常時のため、すべての関連記事に本注意書きを一時的に出しています。
見出し画像

【コロナ禍の決算】しまむらが開始したECで見られるユニークな顧客行動とは?

新着記事をTwitterやLINEでお届けします。以下のURLからご登録ください。
Twitter: https://twitter.com/irnote
LINE: https://line.me/R/ti/p/%40pap3801g

----------------------------

私のYouTubeチャンネルでは、決算読み解き実況中継をしています。おかげさまでYouTubeの方も多くの方にご覧いただいているのですが、特に忙しいビジネスパーソンの方たちから「YouTube動画の内容を知りたいが、動画を見る時間が無い」というお声を多数いただいています。

この記事では、上の動画の内容をスクリーンショット付きで文字起こししてあります。動画を見る時間はないけれど、内容を短時間でおさらいしたいという方に最適です。


しまむらはどういう会社?

画像1

ーー(Asako)皆さん、こんにちは。今日は、しまむらの2020年度第3四半期の決算について、シバタさんに解説していただきたいと思います。シバタさん、よろしくお願いします。

(シバタナオキ)ずいぶん渋い会社を選びましたね。渋いと言ったら失礼かもしれませんが…。

ーー(笑)そうですね。思ったよりも規模が大きい会社でびっくりしたので取り上げてみました!

画像2

ーーまず、しまむらについて、左下に記載があるように、ファッションセンターしまむらをはじめとして、アベイル、バースデイ、シャンブルといった衣料品ブランドを複数展開している会社になっています。

ーー中核事業のしまむらは、20代~50代の主婦とその家族をターゲットとした衣料品を展開していて、特徴としては郊外を中心に出店していたり、商品管理からシステム開発、物流等、すべて自前で行っていて業務の単純化を徹底している所や、競合のユニクロは自社開発商品中心であるのに対し、しまむらは現状メーカーからの買取の比率が高いという特徴があります。

画像3

ーーウェブサイトを見てみますと、このような感じになっていて、結構、低価格で普段使いするには重宝しそうな印象です。


中途半端な日付で決算期が始まる理由は?他の企業にもあるのか?

画像4

ーー数字の話に入る前に、決算の期間が気になったので注目してみました。決算の期間、通常は1日始まりの企業が多いと思いますが、しまむらは2月21日始まりと中途半端な日付を始まりにしています。この中途半端な日付には意味がありますか。また、他の企業もこういった中途半端な日付にすることはありますか。

おっしゃるように普通は1日始まりで、特に決算期が3月か6月か9月か12月というのが普通ですが、たまにそうでない会社があります。その中でもしまむらのように中途半端な日、月の始まりでない日に決算期が始まる会社がたまにあります。

なぜかは私も分かりませんが、おそらく昔は小売をやっているときに決算を締めるのに時間が掛かっていたと思います。レジを締めて現金を数えてという話がありますよね。そういう時代の名残りではないでしょうか。皆さんがよく知っている会社では、実はAppleも決算期が1日ではありません。

ーー知りませんでした。

そういう会社がたまにあるということだけ覚えておいていただければと思います。


全体の数字の印象と営業利益が大きく変動している理由

画像5

ーー続いて、全体の数字を見ていきたいと思います。Q3までの累計を見てみると、売上高に関しては約4,045億円で前年同期比+2.6%、営業利益は約312億円で前年同期比+64.5%なので、売上が微増、営業利益が大幅増という結果になっています。

画像6

ーー四半期ごとの数字がなかったので計算してみました。四半期ごとの推移では、Q1に緊急事態宣言に伴う店舗閉鎖の影響で売上が一時落ち込んだものの、Q2以降は順調に売上が回復しているように見えます。全体の数字の印象はいかがでしょうか。また、営業利益が四半期によって大きく変動している要因が分かれば教えていただきたいです。

おっしゃるようにコロナの影響があって、しまむらはQ1がすごく落ち込んでいたと思います。Q2、Q3はむしろ売上も営業利益もすごく好調になってきているというのが現状です。

画像7

上図(決算資料の3ページ)が事業別売上高、つまりブランド別の売上です。これはQ3までの累計で、全体では+2.6%の微増です。上から見ていくと、しまむらは前年同期比+1.0%でほぼ横ばい、アベイルも-1.3%でほぼ横ばい、バースデイが+15.5%、シャンブルに至っては+17.9%と事業ごとに少しずつ違います。

伸びているのがバースデイとシャンブル、子ども用と家具系ですよね。アパレル系は横ばいか、少し辛いぐらいの感じですが、子ども向けと家具系が伸びた。要は、家にいる時間が増えたので、みんな自分の服を買っても仕方がないと思う一方、家具系や子どもの服にお金を使っている感じになっていて、割とコロナのトレンド通りという気が個人的にはします。

ーーなるほど。在宅需要をうまく取り込めている領域が伸びているのではないかということですね。

はい。まさにそういう決算だと思います。


----------------------------

ここから先は、有料コンテンツになります。このノート単品を500円、あるいは、月額1,000円のマガジンをご購入ください。有料マガジンは、1ヶ月あたり4〜8本程度の有料ノートが追加される予定です。

マガジンは初月無料です。月末までに解約すれば費用はかかりません。購読開始した月以降の有料記事が読めるため、月末に購読開始しても不利にはなりません。

有料版をご購入いただくと、以下のコンテンツをご覧いただけます。

・店舗を持つ企業はバランスシートのどこを見れば良いのか?
・キャッシュフローで注目すべきポイントは?
・コロナ禍でのユニクロとしまむらの違い
・日本とアメリカのチラシの違い
・販売力強化の施策の結果を見ていくにはどのような指標を見れば良いのか?
・しまむらが開始したECで見られるユニークな顧客行動
・まとめ

この続きをみるには

この続き: 7,288文字 / 画像14枚
記事を購入する

【コロナ禍の決算】しまむらが開始したECで見られるユニークな顧客行動とは?

決算が読めるようになるノート

500円

嬉しいです!(文末にある)LINEの友達申請もお願いします!
アメリカ・日本のネット企業(上場企業)を中心に、決算情報から読みとれることを書きます。経営者の方はもちろん、出世したいサラリーマンの方、就職活動・転職活動中の方になるべく分かりやすく書きます。