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FinTechのパイオニア Squareの3つの「ここが凄い」

今日はFinTechのパイオニアであるSquareを取り上げたいと思います。

FinTech(フィンテック)とはFinance(金融)×Technology(技術)の造語で、既存の金融機関のIT活用というよりは、ITを使った金融の新しいサービスを指すことが多いです。

ご存知の方も多いと思いますが、Squareは上の写真にあるような小型の決済端末を提供している会社です。

この端末を購入してスマホやタブレットに接続するだけで、難しい設定をしなくても月額費無料でお客様がカード決済すると最短で翌営業日に入金してくれるサービスを展開しています。

最近ではこのようにApple Payや他のクレジットカードにも対応する端末も提供しています。それ以外にも消費税の軽減税率に対応したPOS機能もついた「Squareレジ」も提供しています。

御存知の方も多いと思いますが、SquareのCEOはTwitterと同じくJack Dorseyです。

現在非常に苦しい状況にあるTwitterと比べて絶好調なのはSquareです。

2016年度の第3四半期の決算では、GPV(Gross Payment Volume=取扱い総額)は前年同期比39%で$13B(1ドル100円計算で1.3兆円)を超えました。

(参考)2016年第3四半期 Square 株主通信(英語) 2016/11/1

売上も前年同期32%増の$439M(1ドル100円計算で430億円)でしたが、営業利益は▲$32M(1ドル100円計算で▲32億円)となっています。

四半期当たり1兆円を超える取扱い総額を誇りながら、前年度比で約40%の成長を続けるという非常に好調な決算だと言えるでしょう。

EBITDA(償却前の営業利益)では黒字転換をしており、四半期当たり$12M(1ドル100円計算で12億円)のプラスとなっています。


大型店舗での利用が進む

もともとSquareというのは中小企業あるいは個人店舗向けのサービスからスタートしたのですが、最近の成長を支えているのは大型店舗です。

現在のGPV(取扱い総額)のうち43%は年間売上$125K(1ドル100円計算で1,250万円)以上の店舗から生まれています。

グラフを見れば分かる通り、大型店舗の取扱総額に占めるシェアがどんどん増えていっているのがよくわかると思います。

中小店舗向けのサービスからこのようなインフラサービスに進化したSquareですが、 らしからぬ非常にきめ細かいサービスを提供しています。

今日はそのうち3つの「ここが凄い」ということを取り上げてみたいと思います。


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