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Q. メルペイの取扱高・売上・決済単価は?

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ヒント:決算資料にメルペイの取扱高・売上・決済単価は明記してありませんでしたが、発表されている数字を元に推計すると大きく伸びていることが分かりました。

今日の記事では、メルカリが2019年2月から提供を開始した決済サービス「メルペイ」を取り上げたいと思います。

メルペイと言うと、PayPayやLINE Payに押されて劣勢だと思っている方が多いかもしれません。私もそう思っていた時期がありましたが、今回メルカリが発表した決算資料を見る限り、どうやらメルペイは順調に成長していそうだということが分かってきましたので、今日はその話をしたいと思います。

元はといえば、このYouTube動画がきっかけで、メルペイを深掘りすることになりました。

概要はこちらの書き起こし記事にありますので、是非こちらも合わせてご覧いただけると嬉しいです。

メルカリ 2020年6月期 第3四半期 決算資料(2020年4月30日決算発表)

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メルカリの2020年の1月-3月期の四半期決算は、連結売上が前年同期比+49.8%の203億円と高成長し、四半期の売上高としては過去最高となりました。
連結の営業損失は63億円となり、前四半期の68億円からは若干赤字幅が縮小しました。

メルカリ(日本)は四半期の取扱高が1,641億円と過去最高を更新、前年同期比+23%と成長スピードが若干落ちてきていますが、MAU(月間アクティブユーザー数)は前年同期比+27.5%の1,650万人と成長しています。メルカリは今四半期のユーザーの増加要因は、メルペイのキャンペーン効果によるものと説明しています。メルカリ(日本)事業の調整後営業利益率は30%と収益率が高まっています。

メルペイに関しては利用者数が600万人を超え、加盟店数も170万か所を超えると記載されています。説明会では3月のキャンペーン効果もあり、現状は700万人近くまで伸びているという説明がされたようです。

メルカリUSは取扱高が前年同期比+55%で伸びており、MAU(月間アクティブユーザー数)は340万人を超えたと記載されています。

このような決算資料から、私がメルペイに注目した最大の理由は、メルカリ(日本)の成長率が以前に比べて鈍化しており、アメリカはまだ日本の規模には全く達していないにもかかわらず、連結売上が+49.8%で伸びているということは、メルペイが売上に大きく貢献してるに違いないと考えたからです。

記事の後半では、メルペイの売上や取扱高、決済単価など、発表されている四半期の決算資料からだけでは読み取れない数字を様々な方法で推測していきます。簡単な計算になりますが、決算資料から読み取れない数字をどんな資料を元に、どのように推計するかという手法の参考になると思います。

この記事はマーケットプレイス型のビジネスモデルに興味がある方、EコマースとFintechの両方に関心がある方、キャッシュレス決済のビジネスモデルを詳しく知りたい方、メルカリのヘビーユーザーの方に役立つ内容になっています。


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・Q. メルペイの取扱高・売上・決済単価は?の答え
・メルペイの売上は?
・メルペイの取扱高は?
・メルペイの決済単価は?
・まとめ

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