Q. クリエイター離脱が話題のUUUM、コロナ禍で売上を伸ばせた2つの「選択と集中」とは?
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A. 2つの戦略的取捨選択が上手く行き始めています。
1) ●●クリエイターへのフォーカス
2) ●●へのフォーカス
今日の記事では、UUUMの2020年9月から11月の四半期の決算を取り上げたいと思います。
UUUMと言えば、人気クリエイターが離脱するというニュースが相次いでいたことを覚えていらっしゃる方も多いかと思います。
2019年後半から2021年1月現在までにマネジメント契約を解除した有名YouTuberのうち、チャンネル登録者数が100万人を超えている人は例えばこのような方々です。(登録者数は2020年1月時点)
・ハイサイ探偵団 108万人
・パオパオチャンネル 130万人
・関根理沙 141万人
・エミリン 158万人
・ヴァンゆん 222万人
・すしらーめんりく 545万人
・木下ゆうか 551万人
ここに挙げているだけでも、かなりのチャンネル登録者数がUUUM傘下から失われたことになります。
各種報道では、非常に大きな危機が迫っているかのように報じられていましたが、実際にビジネスとしてはどのようになっているのかを、今日の記事で詳しく見ていきたいと思います。
クリエイター離脱の影響とは...
初めに、クリエイターが離脱したことによる影響を見ていきたいと思います。UUUMにとって最も大事なKPIをひとつだけ挙げるとすれば、動画の再生回数だと言えるでしょう。
再生回数を見てみると、こちらの棒グラフにある通り、前年比では6%ほど成長していますが、前の四半期に比べると減少しています。
コロナ禍においてはメディアの消費時間が伸びる傾向にある中で減少していることになるので、やはりクリエイター離脱の影響は動画再生回数に出てしまっているとも読み取れます。
コロナ禍での事業別の明暗
一方で売上の方を見てみると、前年同期比+13%の61億円と、動画再生回数よりも速いペースで成長していることが読み取れます。
内訳を見てみると、YouTubeからのアドセンス収入は前年とほぼ同じ水準、企業とのタイアップ案件などからの広告収入が大きく伸び686百万円程度増えていて、その他の事業の減少分を補っているという結果になっています。
以下では、動画再生回数が減る中で売上を伸ばしてきた仕組みを詳しく見ていきたいと思います。
実際に逆風とも言える中で、UUUMは見事に戦略的な選択と集中を行い、売上を伸ばしてきているという点が、個人的にはとてもすごいと思っています。
この記事は、メディア事業を担当されている方、中でも動画を活用したメディアビジネスに関心がある方、YouTubeなどの動画メディアに広告出稿をされている方、あるいは検討されている方に最適な内容になっています。
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・戦略その1: ●●クリエイターへのフォーカス
・戦略その2: ●●へのフォーカス
・まとめ
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