Q. コロナ禍後半の広告関連ビジネスで最大の成長率を誇るのは?
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ヒント:各社とも広告収益は前年比で大きく成長していますが、1社が圧倒的な成長を見せています。
この記事はゆべしさんとの共同制作です。
2021年4-6月のGAFAMの決算が発表されました。各社の全体の決算内容の分析も学びが多いのですが、本日は一歩踏み込んで、Facebook、Google、Amazonの「広告ビジネス」に注目していきます。
2019年末から世界的にコロナウイルスの感染が拡大し、多くのビジネスに影響を及ぼしています。現在ではワクチン接種が進んでいますが、経済状況はまだ完全に回復したとは言えない状況で、いわゆる「コロナ禍後半戦」と言えるでしょう。
このコロナ禍後半戦において、Facebook、Google、Amazonの3社の広告ビジネスの決算内容を整理し、3社の中で最も広告収益が成長した企業はどこか見ていきます。また、最後には各社の広告ビジネスの成長要因を考察していきます。
ちなみに、2021年1-3月のGAFAの決算内容はこちらにまとめていますので、興味のある方はこちらもご参照ください。
GAFAMの2021Q2の決算
各企業の広告事業の決算内容を見ていく前に、まずは2021年4-6月におけるGAFAMの全体の決算内容を見てみましょう。2021年7月末に「決算が読めるようになるノート」のTwitterで投稿したこちらをご覧ください。
各社の売上・営業利益の規模感もさることながら、全ての企業が前年比で増収増益で、特にGoogleとFacebookの四半期売上成長率がYoY+50%以上と、力強い決算内容となっています。
このような全体の決算内容において、Facebook、Google、Amazonの「広告ビジネス」はどのように推移しているのでしょうか。次章からは各社の広告ビジネスの決算内容を順番に見ていきます。
この記事では、1ドル=100円($1 = 100円)として、日本円も併せて記載しています。
Facebookの広告ビジネス 2021Q2決算
Facebook Earnings Presentation Q2 2021(2021年7月28日)
Facebook, Inc. (FB) Second Quarter 2021 Results Conference Call(2021年7月28日)
まずはFacebookの広告収益を見ていきます。
Facebookの2021年4-6月の四半期広告収益は、$28.6B(約2.86兆円)で、YoY +56.0%と、コロナの影響を受けた前年から大きく成長しています。
次に、FacebookのARPU(1ユーザーあたりの広告収益)は、$9.95(約995円)でYoY+44.0%です。前年比でARPUが大きく成長していることから、コロナ禍で減少した広告単価が回復してきているものと思われます。
また、地域別で見ると、広告収益の約5割を占める「US & Canada」のARPUは$51.58(約5,158円)でYoY+45.0%と、全体のARPUと比較して約5倍ほど高くなっています。
ここまで、GAFAMの全体決算と、Facebookの広告ビジネスの売上・ARPUを見てきました。記事の後半では、GoogleとAmazonの広告ビジネスの決算内容を整理し、コロナ禍後半で、広告ビジネスの売上成長率が高いのはどの企業か見ていき、各社の広告ビジネスの成長要因を考察していきます。
この記事は、広告ビジネスに従事されている方や、GAFAの広告ビジネスに興味のある方に特におすすめな内容となっています。
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・Q. コロナ禍後半の広告関連ビジネスで最大の成長率を誇るのは?の答え
・Googleの広告ビジネス 2021Q2決算
・Amazonの広告ビジネス 2021Q2決算
・まとめ:広告ビジネスの伸びはどこから来ているのか?
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