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PayPalの仮想通貨の取り扱いは一体何がスゴイの?ビットコイン価格が上昇したのはナゼ?

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私のYouTubeチャンネルでは、決算読み解き実況中継をしています。おかげさまでYouTubeの方も多くの方にご覧いただいているのですが、特に忙しいビジネスパーソンの方たちから「YouTube動画の内容を知りたいが、動画を見る時間が無い」というお声を多数いただいています。

この記事では、上の動画の内容をスクリーンショット付きで文字起こししてあります。動画を見る時間はないけれど、内容を短時間でおさらいしたいという方に最適です。


PayPalの仮想通貨取り扱い開始は何がすごいのか?

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ーー(Risa)皆さんこんにちは、Risaです。今日は、PayPalが仮想通貨取り扱い開始というニュースについて、何がすごいのかというところから、シバタさんに教えていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

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まずこのニュースですが、先週21日にオンライン決済サービス大手のPayPalが、ビットコイン、イーサリアムなどの仮想通貨の取り扱いを開始するというニュースがありました。

利用者はPayPalのデジタルウォレットから仮想通貨を購入・保有・売却でき、年内は売買手数料無料と発表しています。来年初頭には、PayPal加盟店の約2600万の小売店で、仮想通貨を使って買い物が可能になるようです。

このニュース発表後、ビットコインも1年ぶりの130万円越えの高値になり、なんだかすごく盛り上がっている様子です。そもそもこのニュースの何がそんなにすごいのでしょうか。

(シバタナオキ)今日の話の中で「ビットコイン」と言ってしまうかもしれませんが、仮想通貨全体のことだと思って聞いていただければ幸いです。

「ビットコインが現実的に決済で使えるようになる」というのが、一番大きなニュースかなと思います。今までの一番のネックは、決済のスピードが遅く、リアルタイムでトランザクションできない点です。それが理由で、利用できる店舗や範囲がすごく限られていたという現実がありました。

今回PayPalウォレットの中に仮想通貨を持てることになるので、PayPalの中で、いわゆるドルや円等の法定通貨と仮想通貨の間が、かなりリアルタイムにトランザクションできるようになります。

ーー今まで仮想通貨だったものが、実際に貨幣として市場に出回り始め、利用者が使い出すという点が、やはり一番大きいということですね。

そうですね。実際に法定通貨と同様に使えるわけではないですが、PayPalのウォレットの中で、仮想通貨と法定通貨の間で摩擦が少なく行き来できるようになったイメージです。

今までは摩擦がすごく大きかったんです。トランザクションも時間がかかるし、フィーもすごくかかっていました。PayPalウォレットの中であれば、すごく摩擦の少ないトランザクションができるようになったということが大きいと思います。

仮想通貨と法定通貨の兌換の環境を作ったということ?

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ーー次に、コミュニティからの質問です。PayPalはこのサービスを始めるにあたり、PayPal内にエコシステムとして仮想通貨を大量にリザーブし、仮想通貨と法定通貨の兌換の環境を作ったということでしょうか。

リザーブを持つとは思いますが、おそらくそれほど大きくならないはずです。例えば僕がPayPalのウォレットの中でビットコインを買うとします。僕が買い注文を出してから、PayPalはその裏側でビットコインを買いに行けばいいわけです。実際には、そのオペレーションではビットコインを買いに行くタイムラグが大きく発生してしまいます。

そのため、一定量はリザーブとして持つとは思いますが、超膨大なリザーブを持つ必要はありません。売りたい人・買いたい人の差分の分と、実際にビットコインを購入する時のタイムラグの分だけリザーブを持っていればオペレーションできるので、そこまで膨大なリザーブを持つことにはならないと思います。

ーー使う人・払った人・受け取る人の中で、仮想通貨がグルグル回っていて、その差分として必要な一定量だけが、PayPalが仕入れてこなくてはいけない仮想通貨という感じですね。

そうですね。仕入れるのか売るのか、両方あるとは思うんですけれども、そこはそういう風にコントロールすることになるのではないでしょうか。

八百屋さんに置き換えて考えたら分かりやすいです。ビットコインが野菜だとして、野菜を売り買いするわけです。野菜も在庫を持ちすぎてしまうと腐ってしまいます。「お客さんが野菜を買い求めているのに、野菜が足りない」事態にならない程度には野菜を仕入れると思いますが、それ以上は仕入れないでしょう。

その辺はある程度のバッファを持ちながら、野菜が足りないからといって、ない野菜を届けるという架空の注文を受けるかというと、おそらくそれはしないと思います。そうならないように最低限の在庫くらいは持っておくかもしれませんが、それ以上保有することはないはずです。

ーー確かに、PayPalの方も日々のトランザクションを見ていて傾向等分かるので、そこで自分達のリザーブ量をコントロールできそうですね。

そうだと思います。

仮想通貨の為替リスクはどうなのか?

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ーー今までビットコインは、やはり「投資」というイメージが強く、実際に何かを買うイメージがなく、いわゆる値動きが激しすぎてボラティリティが高そうということで、普段の買い物に使うには抵抗があるように感じます。この辺の為替リスク等はどうでしょうか。

当然為替リスクもあると思います。まずビットコイン(仮想通貨)は、今までは資産を保全する金融商品として、資産を貯めておく場所として使われていました。それ自体はすごくボラティリティが高いです。一方で、金のようにサプライが決まっているので安全だと思う人もいました。

今回、決済に使えるようになったのは大事なことですが、一番大事なのは「仮想通貨と法定通貨の間で摩擦なく行き来できるようになった」ということです。決済に使わなくてもいいんです。送金に使ってもいいし、単にドルが必要だからビットコインを売る、でもいいんです。

決済に使うかどうかは、実際に使えるのは大事なことなんですが、「PayPalのウォレットの中であれば、仮想通貨と法定通貨の間の摩擦が少なく行き来できることになった」というのが一番重要だと思います。それと、ボラティリティの高低の話はあまり関係ないです。

投資の話と決済の話が混在しているので、切り分けて考えましょう。投資の話をするのであれば、当然ボラティリティが高いです。その世界は変わらないわけです。今までもそうですし、これからもそうです。ただ、それが気軽に法定通貨と行き来できるようになるというのが一番大きな話です。

ーー投資目的で仮想通貨を持っている人は、「今使ったらもったいないな」のような精神が働くかと思いますが、そこは個人の判断に任せて、決済に使える時は使えばいいという感じでしょうか。

そうですね、もちろんそうだと思います。短期で投資する人もいれば、長期で投資する人もいます。短期で投資する人は、今日買った値段よりも明日高くなっていたら売るかもしれません。

その売り買いが、ものすごく簡単にできるようになることと、それがすぐ引き出せる、PayPalであれば決済や送金として使えるということです。すごく大きい意味があると思います。


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