Shopify: コロナ後の成長を占う3つのサービスとは?【コロナ終盤でもYoY +40%の成長率】
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Shopify: コロナ後の成長を占う3つのサービスとは?【コロナ終盤でもYoY +40%の成長率】

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私のYouTubeチャンネルでは、決算読み解き実況中継をしています。おかげさまでYouTubeの方も多くの方にご覧いただいているのですが、特に忙しいビジネスパーソンの方たちから「YouTube動画の内容を知りたいが、動画を見る時間が無い」というお声を多数いただいています。

この記事では、上の動画の内容をスクリーンショット付きで文字起こししてあります。動画を見る時間はないけれど、内容を短時間でおさらいしたいという方に最適です。


Shopify 2021年度第2四半期決算の印象は?

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ーー(Asako)皆さん、こんにちは。今日は、Shopifyの2021年度第2四半期の決算書をシバタさんと一緒に読んでいきたいと思います。noteでは過去に何度か取り上げられていましたが、意外とYouTubeチャンネルでは初登場になります。シバタさん、よろしくお願いします。

(シバタナオキ)僕は元々Eコマースの会社にいたからというのもあり、自分ではEコマースの会社はあまり難しいという感じがしませんが、GMVや売上などの数字が結構ぐちゃぐちゃになって混乱する人が結構多いので、ぜひその辺りも少しお話できればと思います。

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ーー日本にいる方には馴染みが薄いかもしれませんが、ShopifyはB2B2Cのマーケットプレイス型のビジネスモデルで、2020年のUSにおけるマーケットシェアはリテールEコマース領域で8.6%とAmazonに次いで第2位の規模まで成長しています。

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ーービジネスモデルは出店店舗から取扱高の一定割合を手数料として受け取るMerchant Solutionsと、月額手数料を受け取るSubscription Solutionsの2つに分かれます。全体の数字としては、2021年第2四半期のレベニュー(上図)が$1,119M(約1,119億円)で前年同期比+57%、調整後のグロスプロフィット(下図)が$627M(約627億円)で前年同期比+64%となっています。

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ーーテイクレート(売上高÷取扱高)を計算してみると2.6%でした。国内で同様のサービスを提供するBASEはテイクレート約8%と比較すると低い数字となっています。全体の数字について、シバタさんの印象はいかがでしょうか。

売上とグロスプロフィットを紹介してもらいましたが、まず、Eコマースの会社で一番大事なKPIを1つだけ選べと言われたらGMV(流通取引総額)です。これは先ほどのゼミでも皆さん混乱していましたが、決算の概要を見るときに僕が一番最初に見るのは、とにかくGMVを見ます。

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21ページ(上図)でGMVを見ると、右側にあるように四半期あたり$42.2B(約4.22兆円)、前年同期比+40%で伸びています。これがShopifyのEコマース、ものを売り買いするプラットフォームとしての実力になります。

当然、コロナの最中はもっと速く伸びていましたので、この+40%という前年同期比の伸び率が鈍化してきていますが、競合他社を全部見て比べたところ、実はShopifyが圧倒的に成長率が高いという結果でした。とても素晴らしい決算だと思います。

まず、この規模で40%で伸びているのはすごいですし、コロナでEコマースはどの企業もすごく伸びましたが、そこからのリバウンドも比較的小さく、とても素晴らしい決算です。


セールス&マーケティング費用はなぜ減ったのか

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ーー続いて、ECビジネスのKPIです。先ほどGMVの話をしていただいたので、それ以外のKPIについて見ていきます。まず、コホートについて、過去獲得したユーザー(出店店舗)からの売上が次年度以降順調に成長しているのが見られます。こちらはネガティブチャーンがきれいに描かれており、素晴らしいと思いました。

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ーー次に、費用構成について、セールス&マーケティング費用の売上に対する割合は、前年同期と比較するとほぼ横ばいです。ただ、2019年と2020年を比較すると、2019年から2020年にかけて大きく落ち込んでいるのが気になりました。これは、コロナにより実店舗からECへシフトしたことによって宣伝しなくてもユーザーが獲れるようになったからですか。

1つ前のコホートのグラフは、ユーザーではなくて出店店舗側のコホートです。一番下の緑の所は、2018年よりも前に出店したお店からの取扱高です。一旦、お店を出店すると、その出店したお店からの売上が年々増えていくというモデルであることが分かります。

質問に戻ります。「宣伝しなくてもユーザーが獲れるようになってきたから、セールス&マーケティング費用(濃い緑の所)が小さくなってきているのか」という質問だったと思いますが、この数字は売上対比の数字ですので、絶対額ではなくてパーセントになっているということをまず1つお話しておきたいです。

見ていただければ分かる通り、2020年に売上に対する費用のパーセントが全体的にドーンと落ちています。これは費用が落ちたのではなくて、売上は急増して費用はあまり増えなかったと見るのが正しいです。

逆に言うと、まさに質問の通りで、店舗獲得、ユーザー獲得がそれまでと比べて効率的にできるようになった。別の言い方をすると、コストをそんなに変えなくても、売上、出店店舗や取扱高等がドーンと増えました。コロナ禍でラッキーだったと言うと失礼かもしれませんが、すごくプラスの変化だと思います。

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・成長戦略の中でより重要なものは?
・NFTの直接販売は強みになりえるか?
・その他に注目すべきポイントは?
・まとめ

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アメリカ・日本のネット企業(上場企業)を中心に、決算情報から読みとれることを書きます。経営者の方はもちろん、出世したいサラリーマンの方、就職活動・転職活動中の方になるべく分かりやすく書きます。