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【決算速報】Q. Sansanの営業利益が初の10億円超え、いよいよ利益拡大フェーズに突入か?

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ヒント:CMでお馴染みの●●●●●●●●がいつ黒字転換するかが鍵

Sansan株式会社(以下、Sansan)は、2024年7月11日に絶好調な決算を発表し、さらに同日に上限総数20万株の自社株買いも発表したことで、翌日の株価はストップ高にまでなりました。

今回の記事では、そんなSansanの決算を分析し、注目のKPIを決算スライドととにご紹介していきます。


Sansanの提供サービス概要

Sansanは、三井物産出身の寺田 親弘氏が「名刺の資産化」を目指し2007年に創業したところから始まりました。

Sansanが現在提供しているプロダクトは「働き方を変えるDXサービス」をコンセプトに掲げています。これらは、人や企業との出会いをビジネスチャンスにつなげるとともに、業務効率改善やコスト削減を図れるSaaS型プロダクトです。アナログ情報をテクノロジーと人力の組み合わせにより正確にデータ化している点が共通要素になります。

・Sansan:名刺や企業情報、営業履歴を一元管理し、売上拡大とコスト削減を実現する営業DXサービス。
・Bill One:請求書をオンラインで受け取り、企業全体の請求書業務を加速するインボイス管理サービス。
・Contract One:契約書をデータ化し、全社で契約情報を活用する契約データベース。
・Eight:取引相手の異動・転職情報を自動更新し、近況を把握できる名刺アプリ。

AIと人の協働により、大量のアナログ情報を迅速かつ正確にデータ化できるオペレーションを確立していることが、競合優位性となっています。

2007年から提供している祖業である「Sansan」は、BtoB領域では82.4%と圧倒的な市場シェアを占めています。利用企業数は9,000社に上ります。

参考:Sansan

またCMでもお馴染みで、2020年から提供している「Bill One」でも、クラウド請求書受領サービス市場において、売上高シェアNo.1を獲得しています。

参考:Bill Onehttps://bill-one.com/

それでは、絶好調の結果となった今回の通期決算の内容をみていきましょう。


Sansanの2024年5月期(2023年06月〜2024年05月)決算

通期累計で、売上高338.8億円(YoY+32.8%)、調整後営業利益17.1億円(YoY+81.5%)、営業利益13.4億円(YoY+571.2%)でした。

続いて、今期(2025年5月期:2024年6月~2025年5月)予想も発表され、売上高430.3~440.4億円(YoY+27.0~30.0%)、調整後営業利益30.1~44.0億円(YoY+76.2~157.6%)の見込みとなっています。

また前期5.0%だった売上高調整後営業利益率を、今期予想は最大10.0%としています。

記事の後半では決算資料をもとに、絶好調な決算発表の注目点や売上や利益を伸ばしていけるポテンシャルを考察していきます。

この記事は、SaaSビジネスに従事している方や興味・関心のある方、利益成長フェーズへの転換期に興味・関心がある方に最適な内容になっています。


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・Q. Sansanの営業利益が初の10億円超え、いよいよ利益拡大フェーズに突入か?の答え
・利益基盤●●●●●●の堅調なKPI推移
・高成長中、●●●●●●●●のKPI推移
・唯一のBtoC事業をもつ、●●●●●の黒字転換
・まとめ


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