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Q. クラウドワークスのワーカーになるといくら稼げるのか?

Q. クラウドワークスのワーカーになるといくら稼げるのか?

A. 平均で年間約4.5万円。

今日の記事では、クラウドソーシング(不特定多数の作業者に主にネット上の仕組みを使って業務を依頼するアウトソーシングの仕方)のマーケットプレイスを展開しているクラウドワークスを取り上げたいと思います。

クラウドワークスといえば、ここ最近になって成長率が以前より加速しており、素晴らしい伸びを見せています。今日の記事では、クラウドワークスに登録しているワーカーの視点でユニットエコノミクスを見てみたいと思います。

*株式会社クラウドワークス 2019年9月期 第1四半期 決算説明資料(2019/2/14)

クラウドワークスで最も重要なKPIは何かと問われたら、「総契約額」ということになるわけですが、総契約額は2019年の10月〜12月の四半期で約35億円。前年同期比+49%と大きな伸びを見せています。

総契約額というのは、クラウドワークスのプラットフォーム上で取引される金額の合計を意味し、実際にクラウドワークスに売上として入るお金は「売上総利益」になります。

その売上総利益は、四半期で7.6億円まで増えており、テイクレートは22%と高い水準を保っています。

そして、今回の四半期も前四半期と同じくしっかり営業利益ベースで黒字に転換していることを押さえておく必要があるでしょう。


クラウドワークスで収入があるワーカー数とARPU

冒頭でも書いた通り、少し詳しくワーカーの視点で見てみたいと思います。

2018年の1年間で実際に受注があったワーカーは23.7万人。一人当たりの契約額は年間4.5万円という数字が今回公開されました。

参考までにシェアリングエコノミーや副業という点での比較として、先日アメリカで上場したライドシェアサービス(車を持っている人が空いている時間に自家用車を使って乗客を送り届けるサービス)を提供する「Lyft」のドライバーの平均年収は約60万円となっています。クラウドワークスのワーカーの平均収入が4.5万円というのはライドシェアに比べるとまだまだ小さいとも言えますし、逆の見方をすれば、まだまだ伸びしろが大きいとも考えられます。

受注実績があるワーカーは1年前と比較して33.2%増えており、一人当たりの契約額は12.5%成長しています。

総契約額はこの二つのKPI(ワーカー数と一人当たりの契約額)の掛け算で伸びるので、非常に高い成長率になっていると言えるでしょう。

この二つのKPIが両方とも二桁成長しているというのは、非常に力強い状況だと思います。

では、クラウドワークスは一体どのようにしてこの二つのKPIを成長させているのでしょうか?
決算資料にヒントがあるので詳しく見てみたいと思います。

この記事は、マーケットプレイスビジネスに携わっている方、人材ビジネスに従事されている方、副業に興味がある方、副業でもっと稼ぎたいと思っている方に役立つ内容になっています。


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・収入があるワーカーは登録ユーザーの何パーセント?
・KPIごとの打ち手#1: 「契約ユーザー数」向上のための打ち手
・KPIごとの打ち手#2: 「一人あたりの契約金額」向上のための打ち手
・まとめ

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