Q. ビザスク等スポットコンサルはChatGPTの登場でどうなるのか?
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ビザスクは、2012年に創業された国内最大級のナレッジプラットフォームを運営する会社で、具体的にはビジネスの特定分野に知見を持つ個人と、その分野のアドバイスが欲しい企業や個人をマッチングさせるサービスです。
2020年3月に東証マザーズ(現グロース市場)に上場し、2021年11月には米国でENS(エキスパートネットワークサービス)事業を展開する大手スポットコンサル企業のColeman社を買収したことで、大きな話題となりました。
本日は、そんなスポットコンサルティングサービスを展開するビザスクをもとに、ChatGPTの登場がて、今後スポットコンサルにどのような影響をもたらすのか考察します。
ChatGPTの登場によって多くの業界・サービスに影響を与えるのではないか、と様々なメディアで取り上げられる中、スポットコンサルサービスにはどのような影響があるのか、読者の皆様は予想しながら読み進めて頂ければ幸いです。
ビザスクの直近の業績
ビザスクの2023年2月期の通期の取扱高は123.83億円(YoY+118%)、営業収益(売上)は83.8億円(YoY+116%)と、大幅に成長しました。
しかし、この大幅な成長の背景には、2021年11月に米国大手のスポットコンサル企業であるColeman社の買収による影響が大きいです。
具体的には、Colemanの買収が財務数値に反映される2021年12月〜2022年2月に営業収益が大きく成長しており、2023年2月期はColemanの決算が1年を通して初めて反映される決算期のため、YoY+100%超の成長率となりました。
また、2022年12月〜2023年2月の営業収益は20.76億円(YoY+13.4%)と、前年同期比ではプラス成長ですが、2四半期連続で営業収益は減少しており、全て順調というわけではないようです。
グローバルと国内それぞれの調子は?
次に、地域別の四半期売上を見ると、2022年12月〜2023年2月の国内の営業収益は5.13億円(YoY+72%)と、堅調に伸びています。
一方で、全社営業収益の過半数を占めるグローバルの営業収益は、同期間で15.62億円(YoY+4%)と、前年同期比ではなんとかプラス成長を維持していますが、直近2四半期連続で減少しており、成長が停滞しています。
ビザスクの主要顧客は?
ビザスクの事業別の顧客は以下の通りです。
ビザスクの法人クライアント口座数を見ると、事業法人の割合が大きく、かつ高い成長率であることが伺えます。
成長率がやや停滞している理由は?
前述の通り、ビザスクの直近四半期の営業収益の成長率はYoY+13.4%、特にグローバルの営業収益の成長が停滞していました。
これは、主にビザスクの営業収益の大半を占めるグローバルENS事業が対象とするコンサルティングファームが、市況悪化の影響を受けているためです。
具体的には、PEを顧客とするコンサルティングファームは、業務特性上マクロ環境の影響を受けやすく、2022年は株式市場の低迷等によって苦しい局面が続いたことで、ビザスクのグローバルENS事業にも影響があった、ということです。
ここまで、スポットコンサルティングサービスを展開するビザスクの決算情報を整理しました。次章からは、ChatGPTがスポットコンサルティングサービスにどのような影響を与えるのか、考察していきます。
この記事は、スポットコンサルティングサービスに従事する方や、ChatGPTがどのような影響を与えるのかに関心がある方におすすめの内容となっています。
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