決算資料には書かれていないZOZOTOWNのPBによる売上インパクトを推計してみた
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今日は、ついに発表になったプライベートブランド(PB)の「ZOZO」がスタートトゥデイ社の決算に与えうる売上インパクトを推測してみたいと思います。
はじめにスタートトゥデイの売上と営業利益を簡単におさらいしておきましょう。
*株式会社スタートトゥディ 2018年3月期 第3四半期 決算説明会資料
取扱高は前年同期比+25.5%増の773億円
この四半期の取扱高は前年同期比+25.5%の773億円、売上は282億円、営業利益は97億円という非常に高い成長率を維持している四半期の決算になっています。
成長率が高いだけではなく、営業利益率が12.6%もあるというのは、Eコマースの会社としては極めて異例だと言えるでしょう。
ZOZOSUITやPBに投資をし始めているにもかかわらず、これだけ高い利益率を誇っているのは非常に珍しいケースではないかと思います。
PB(プライベートブランド)の全容が明らかに!
今回、プライベートブランドからまず最初に発売される2つの商品が初めて公になりました。
既にご存知の方も多いかと思いますが、オーダーメイドで作るTシャツとデニムパンツ(ジーンズ)になります。
すでに無料で配布されている「ZOZOSUIT」を着用して、ミリ単位で各個人の体系を測定した上でセンチ単位でオーダーメイドのTシャツやジーンズを作るという仕組みです。
PBによるスタートトゥデイ社の売上インパクトを推計してみる
今回決算の質疑応答の中で一つ見逃せない発言がありました。
「PBの営業利益率は既存事業の営業利益率よりも高い利益水準を目指す」という発言がありました。
スタートトゥデイの場合、上で述べたように既存事業の営業利益率も十分高い水準であるにも関わらず、そしてPBは価格帯を見る限り決してプレミアムな価格帯ではなく、多くの人が手軽だと感じることができる価格帯であるにも関わらず、営業利益率を高くできるビジネスであるという目処が立っているということになります。
そう聞くと、決算マニアとしてはこのPBがスタートトゥデイの今後の売上や営業利益にどの程度のインパクトを与える可能性があるのか推測したくなってしまいます。
そこで今回はスタートトゥデイのPBの2商品それぞれに関して、ユニクロとの比較を行いながら売上に与えるインパクトをいくつかのシナリオで推計していきたいと思います。
Eコマースの関連のビジネスをされている方、Direct to consumer(D2C=自社が企画・製造した商品をネットを使って消費者に直接販売する)ビジネスをされている方、新規事業を検討されている方に役立つコンテンツになっていると思いますので、興味がある方は是非ご覧いただければ幸いです。
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・スタートトゥデイの売上・営業利益の現状(おさらい)
・PBのTシャツによる売上インパクトの推計
・PBジーンズによる売上インパクトの推計
・Tシャツ・ジーンズを●●●万枚(本)売るのは現実的なのか?
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