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私のYouTubeチャンネルでは、決算読み解き実況中継をしています。おかげさまでYouTubeの方も多くの方にご覧いただいているのですが、特に忙しいビジネスパーソンの方たちから「YouTube動画の内容を知りたいが、動画を見る時間が無い」というお声を多数いただいています。

この記事では、上の動画の内容をスクリーンショット付きで文字起こししてあります。動画を見る時間はないけれど、内容を短時間でおさらいしたいという方に最適です。

Snap 2020年 第3四半期決算の印象は？

ーー（伊佐山真理）皆さん、こんにちは。今日はSnapの決算書をシバタさんと一緒に読んでいきたいと思います。シバタさん、よろしくお願いします。

上図がSnapの今回のQ3の結果になります。今回、売上がYoYで52％で伸びていて、EBITDAで見ると黒字化しており絶好調の結果だと思いました。シバタさんの今回の印象はいかがでしたか？

（シバタナオキ）まず、上図（7ページ目）を見てみましょう。左上の黄色いグラフがグローバルの売上です。真理さんが言ってくれたように、売上が52％増えて$679M（約679億円）ということで、かなり大きく伸びています。

特に売上で見ると北米が伸びていて+56％、左下のヨーロッパが+49％、それ以外が右下で+35％ということで、売上で見ると北米が牽引したというのが特徴です。

今回のARPUが伸びた要因は？

ーー北米が主に牽引していたということですが、ARPUを見てみても全体で28％伸びていて、北米は46％も伸びていました。

前期はSnapもコロナで広告収入に苦戦していた印象ですが、今回のARPUの伸びについてどのような理由が大きかったと思いますか？

広告業界全体としてはまだそんなに良くないと思いますが、おそらくSnapのアプリの利用時間が伸びているのではないでしょうか。

単純に利用時間に比例して広告売上は伸びると思うので、おそらくより多くのユーザーが使っているのではないかというのが仮説です。

ーーSnapはほかのSNSと比べてもエンゲージメントが高いということでしょうか？

エンゲージメントというより、昔よりも長い時間使ってくれるようになったことが大きいと思います。

今後ARPUはどれぐらい伸びるのか？

ーー上図でARPUを見てみると、北米は+46％伸びて$5.49（約549円）ということです。FacebookやTwitterと比べてみると、Facebookは$36.5（約3,650円）、Twitterは$7.87（約787円）となっているので、SnapのARPUはまだまだ北米でも低いと思いました。今後、ARPUはどれぐらいまで伸びそうですか？

四半期ベースで北米のARPUを比較すると、Snapが$5.49（約549円）、Facebookが$36.5（約3,650円）、Twitterが$7.87（約787円）という感じで、SnapはTwitterよりも低いです。

ARPUに関しては、たぶんTwitterを確実に抜いてくる気がします。Snapのアプリのほうがエンゲージメントが強いため、1ユーザーあたりで見るとおそらくARPUは大きくなると思います。

Facebookの水準は異常値でもあるので、そこまで行くかどうかはちょっと分からないですね。ただ、Instagramがかなりいい感じで伸びているので、Snapも、Facebookほどは行かないまでも、Instagramぐらいまでは行くかもしれません。

Instagramの単体の数字は公開はされていませんが、いろいろな推測で出ている数字を見ると、似たようなアプリなので、SnapもInstagramぐらいまでは行ってもおかしくない気はします。まだまだARPUは伸びると思います。

ーーFacebookはなぜこんなに桁違いに伸びたのでしょうか？

Facebookは個人情報の塊りなので、真理さんの性別も年齢も、どこに住んでいるかも、誰が友達で普段どんなサイトを見ているかも、全部知っているのです。そのため、それに基づいて正確に広告を狙い撃ちできるので個人情報の塊りです。

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・マージンが低いのはなぜか？
・ARには力を入れているのか？
・AR分野でGAFAに割り入っていけるのか？
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・まとめ