Appleが成熟市場でも成長を続けることができる理由をご存知ですか?
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楽しみにしていた方も多いかと思いますが、ついに新しいiPhoneが発売になりましたね。
今日はこれに際してAppleの決算と、「スマホ市場という成熟市場の中でAppleがどのように成長戦略を立てているのか?」ということを読み解いてみたいと思います。
はじめに決算の概要を見ていきましょう。
Apple Inc. CONDENSED CONSOLIDATED STATEMENTS OF OPERATIONS
売上は2018年の4月〜6月の3ヶ月間で$53B(約5.3兆円)、営業利益は$11.5B(約1.15兆円)と、とてつもない規模感になっています。それ以上に驚くべきことは売上・営業利益共に前年同期比で+約17%と二桁成長を続けているということです。
プロダクト別の売上と成長率
Appleのプロダクトといえば、スマホ・タブレット・コンピューターと既に市場が飽和しているようなものばかりですが、この会社規模、かつ成熟市場で二桁成長を続けられているというのは一体どのような仕組みなのでしょうか?
プロダクト別の売上と成長率を見てみます。
Apple Inc. Q3 2018 Unaudited Summary Data
まず各プロダクトの四半期あたりの売上です。
iPhone:約$30B(約3兆円)
iPad:$4.7B(約4,700億円)
Mac:$3B(約3,000億円)
サービス売上が$9.5B(約9,500億円)
その他のプロダクトが$3.7B(約3,700億円)
という内訳になっています。
図の一番右の(Year/Year Change)が前年同期比になります。販売した製品数で見るとiPhoneはYoY+1%とほぼ横ばいであるのに対して、売上ベースで見るとYoY+20%となっています。
この数字から、一台当たりのiPhoneの購買価格が約20%上がっていることが分かると思います。
以下では、成熟市場でマーケットシェアが高いわけでもない状況であるにも関わらず、「販売台数は横ばい・売上増」という状況がどのようにして生まれているのか、というのを詳しく見ていきたいと思います。
この記事は、AppleやiPhoneのファンであるという方、成熟市場で成長に苦しんでいるという方、大企業のCEOになりたいという方にオススメの内容です。
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・今年(2018年)のiPhoneの「値上げ」は昨年と比べてどのレベルなのか?
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・Appleが成熟市場でも成長を続けることができる理由
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