Amazonの物流はどのくらいの赤字なのか
Amazonの2016年7-9月期の決算が出ました。
以前は「利益を出さない会社」とまで言われていたAmazonですが、最近はちゃんと利益が出ています。
ただ、Amazonの決算資料で毎回説明されているのは、Amazonが最も重視する指標(KPI)は売上でも利益でもなく「フリーキャッシュフロー」であると強く主張されており、毎回決算資料はフリーキャッシュフローの説明から始まります。
今回も全く同じで
Long Term Goal – Optimize Free Cash Flows
という但し書きが下部にあります。
TTM(直近12ヶ月)のネットのフリーキャッシュフローが、$3.4B(3434億円)とのことです。
内訳を見てみると、以下のようになります。
数字は全てTTM(直近12ヶ月)で、以下のようになります。
オペレーションからのキャッシュフロー: $14.6B(1兆4603億円)
設備投資: $6.04B (6040億円)
設備等のリース: $4.998B (4998億円)
金利等: $131(131億円)
ネットのフリーキャッシュフロー: $3.4B(3434億円)
1年あたり、約1兆円もの金額を設備投資してる計算になります。
何にいくら投資しているのかは公開されていませんが、物流にどのくらい投資しているのか、というのは凄く気になります。
ということで、今回はECの配送料部分がどのくらい赤字なのか、というのを見てみたいと思います。
----------------------------
ここから先は、有料コンテンツになります。このノート単品を500円、あるいは、月額1000円のマガジンをご購入ください。有料マガジンは、1ヶ月あたり4〜8本の有料ノートが追加される予定です。
マガジンは初月無料です。月末までに解約すれば費用はかかりません。購読開始した月以降の有料記事が読めるため、月末に購読開始しても不利にはなりません。
有料版をご購入いただくと、以下のコンテンツをご覧いただけます。
・配送関連の売上と費用
・配送関連の売上と費用の成長率
・自前で配送を行なう計画(貨物機機、トラック、生鮮食品配送)
----------------------------
ここから先は
864字
/
5画像
¥ 500