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Netflixがゲーム参入!? Netflixの次の一手を予想できる考え方とは?

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私のYouTubeチャンネルでは、決算読み解き実況中継をしています。おかげさまでYouTubeの方も多くの方にご覧いただいているのですが、特に忙しいビジネスパーソンの方たちから「YouTube動画の内容を知りたいが、動画を見る時間が無い」というお声を多数いただいています。

この記事では、上の動画の内容をスクリーンショット付きで文字起こししてあります。動画を見る時間はないけれど、内容を短時間でおさらいしたいという方に最適です。


今回の決算の印象は?

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ーー(Asako)皆さんこんにちは。今回は、Netflixの2021年Q1の決算をシバタさんに解説して頂こうと思います。

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ーー早速、業績を見ていきましょう。2021年Q1の売上は、$7,163M(約7,163億円)、前年同期比+24.2%となっています。

ーー有料会員数についても、2億764万人と、前年同期比+13.6%の伸びを見せています。

ーー売上の伸びが堅調な一方、有料会員数については頭打ちになってなってきているように見えます。シバタさんの今回の印象はいかがでしたか。

(シバタナオキ)売上が$7.2B(約7,200億円)で、前年同期比+24%と、すごく良いペースで伸びています。

一方で「Global Streaming Paid Memberships」は2億人を超えているのですが、四半期の追加分が398万人に留まっています。

十分大きい数字ではありますが、昨年コロナですごく伸びたのに比べると、やはり物足りません。

売上に直接響く有料会員数が、前年同期比+13.6%とスローダウンしているのは少し厳しいところです。

今回Q1の結果は+13.6%でしたが、Q2の見込みも出ていて、+8.1%とかなり弱腰な数字になっているのが分かります。

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Netflixの決算では、いつも上のようなグラフが出てきます。このグレーの部分が、事前に出していた見込みです。

緑や赤が、実績値になります。予想よりも良い時は緑、悪い時は赤と出てきます。

2020年は見ての通り、Q3を除いて全て緑です。しかし今回は赤になっている上、予想よりもかなり悪かったことが伺えます。

そのため、厳しめな予想からさらに下振れしたという四半期だったのではないでしょうか。

今の時点では、値上げしたこともあり、売上も利益も絶好調に見えます。しかしこの先成長が鈍化すると懸念されるのが今回の決算の印象です。


値上げによってトップラインを伸ばすフェーズに入っているか?

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ーー続いて、有料会員の一人当たりの平均課金金額について見ていきましょう。

ーーリージョンによってもアップダウンがありますが、一人当たりの課金金額は増えている傾向にあります。

ーー有料会員数の伸びが落ち着いてきたことで、今後は値上げによってトップラインを伸ばしていくフェーズに入っている、と考えられるのでしょうか。

ーーその他トップラインを伸ばす施策として、キーとなりそうなことがあれば、教えて下さい。

値上げはこれまでも継続的にしていますし、これからもやっていくでしょう。イメージとしては、1年か2年に1回$1(約100円)上がるような感じだと思います。

実際に過去のデータを見ても、値上げしてもユーザー数は減らないことは分かっています。

あまりにも競合との差が大きくなると影響してきますが、そうでなければ、今のNetflixのポジショニングがあれば多少値上げしても大丈夫でしょう。

今後も、特に北米に関しては、もうユーザーを取れないだけ取っているので、恐らくどんどん値上げしてくるのではないでしょうか。


トップラインを伸ばす施策とは?

そして、今後トップラインを伸ばすにあたり、地域や言語ごとのコンテンツをかなり作り込んでくるのではないかと思います。

北米ではもう新規会員を取るのは厳しいので、南米やアジアなど、伸びるところでマーケットにあったコンテンツを作っていくことがキーになるでしょう。

他言語圏ですでにヒットしたコンテンツを、その国にローカライズして持ってくる、といったことを徹底的にやるはずです。

ーー日本作品であれば「全裸監督」、フランスであれば「Lupin」など、アメリカ以外のヒット作もNetflixで出しているので、そこを今後さらに強化していく形なのですね。

そうですね。少し前に銀行強盗の作品を見たのですが、あれもスペインの作品だった気がします。

このようにスペイン語圏で始まったものが、英語圏でも大ヒットするといったことが起こっていくと、字幕を付けるだけなので、コンテンツを0から作るよりもお金がかかりません。

今後、色々な地域でこうしたことを行なっていくと個人的には思います。

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