Q. コロナ禍で広告ビジネスはどの程度回復してきたのか?GoogleとFacebookの決算詳細
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A. 直近の四半期売上が、Googleは前年同期比+14%、Facebookは前年同期比+22%と二桁成長まで回復し、両社ともコロナ禍の一番ダメージがあるフェーズからは既に脱出しましたが、今までの成長スピードには戻っていません。
今日の記事では、コロナで大きな影響を受けたオンライン広告ビジネスの2020年7月−9月の決算が出揃ったので、状況をアップデートしたいと思います。
前四半期の2020年4月-6月期決算は、クライアントが広告を控えた影響で、どのオンライン広告企業も大幅な減収となりました。引き続きコロナ禍にはあるものの、人々の行動が変わってきた最新(7月-9月)の決算はどのような結果になっているのかを、GoogleとFacebookの二大オンライン広告企業の決算を元に見ていきたいと思います。
Googleの2020年7-9月期の決算
まずはGoogleを見ていきます。Googleの2020年7月−9月の四半期売上は、$46.2B(約4兆6,200億円)、 前年同期比(YoY) +14%。営業利益は$11.2B(約1兆1,200億円)、 営業利益率は24.2%でした。
2020年4月−6月の前四半期の売上は、YoYで−8.2%と初の減収だったので、そのペースからは復調していると言えるでしょう。しかし例年のペース(売上のYoYが+20%前後)にはまだ戻っていません。営業利益率は過去の水準に戻っています。
Facebookの2020年7-9月期の決算
次にFacebookを見ていきます。Facebookの2020年7月−9月の四半期売上は、$21.47B(約2兆1,470億円)、YoY+22%の成長でした。四半期営業利益は、$8B(約8,000億円)でYoY+12%、営業利益率は+37%でした。四半期ベースでは過去最高の売上を記録しました。
こちらも前四半期の売上YoYが11%だったことと比較すると復調していますが、例年の成長ペース(YoY +25-30%前後)にはまだ戻っていません。
GoogleとFacebookの直近の四半期決算を見ると、共通点としては、
・両社ともコロナ禍の一番ダメージが大きいフェーズからは既に脱出してる
・売上YoYという観点では、まだコロナ前の成長スピードには戻っていない
ということがわかりました。両社の決算発表の際に、サプライズ(新情報)がありましたので、以下ではその内容を紹介していきたいと思います。
この記事は、広告事業に携わっている方、アプリのマーケティング担当の方、マーケティングに興味がある方に最適な内容になっています。
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