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2024年8月14日にエアークローゼットの決算があり、同社の事業利益が創業以来初の黒字となりました。

エアークローゼットは、2014年7月に創業し、国内最大級の女性向けファッションレンタルサービス「airCloset」を運営しています。

創業当初は、「レンタルで洋服を借りる文化がなかった」ため、ファッションのサブスクサービスである「airCloset」の成立は困難であるとの否定的な意見もありましたが、2022年7月に東証グロース市場に上場する等、見事にサービスの拡大に成功しました。

その一方で、ファッションのサブスクサービスは、物流・クリーニング・品質管理・保管などの多くのコストが必要となるため、黒字化が難しいとの見方もありました。

しかし、エアークローゼットは企業努力の末に、2024年6月期（2023年7月〜2024年6月）に事業利益の黒字化を達成しました

今回の記事では、前半はエアークローゼットの事業利益について解説し、記事の後半ではエアークローゼットの業績を深掘りした上で、事業利益が黒字化した理由を考察していきます。

エアークローゼットの事業利益が創業以来初の黒字化！

上図は、エアークローゼットの事業利益の推移です。

エアークローゼットの2024年6月期の事業利益は、8,000万円（前年同期比で3億3,700万円の改善）と創業以来の初の黒字となりました。

エアークローゼットでは、運営するairCloset事業の特性上、レンタル洋服の耐用年数がコストに大きく影響するため、営業利益から減損損失を控除した事業利益も重要な指標としています。

例えば、2022年6月期のレンタルする洋服の耐用年数は12ヶ月を採用していましたが、利用実績期間が伸長したことで、2023年6月期では18ヶ月に変更されました。

このように利用実績期間に変更が生じた場合に、レンタルする洋服の減損損失額も変更となるため、エアークローゼットは減損損失を反映した事業利益をウォッチしています。

ここまでは、エアークローゼットの事業利益について解説してきました。記事の後半では、同社の業績を深掘りした上で、事業利益が黒字化した理由を考察していきます。

この記事は、新規事業に携わる方や興味がある方はもちろん、事業戦略に関心がある方に最適な内容になっています。

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