コロナ禍で絶好調のギフティで最も成長率高く安定成長しそうなサービスは?
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私のYouTubeチャンネルでは、決算読み解き実況中継をしています。おかげさまでYouTubeの方も多くの方にご覧いただいているのですが、特に忙しいビジネスパーソンの方たちから「YouTube動画の内容を知りたいが、動画を見る時間が無い」というお声を多数いただいています。
この記事では、上の動画の内容をスクリーンショット付きで文字起こししてあります。動画を見る時間はないけれど、内容を短時間でおさらいしたいという方に最適です。
今回の決算の印象
ーー(Asako)皆さんこんにちは。今回はギフティの第4四半期の決算を、シバタさんと読んでいきたいと思います。シバタさんよろしくお願いします。
ーーギフティとは、eギフトプラットフォームとして、(1)個人向けのgifteeサービス、(2)法人向けのgiftee for Businessサービス、(3)小売店向けのeGift Systemサービス、(4)地域通貨サービスの4つのサービスを展開している会社です。
ーーeギフトとは、飲食・小売店舗等において、商品やサービスと交換することができる電子チケットです。
ーー私も先日友達からスターバックスのeギフトを受け取って、実際に使ってみましたが、決まった金額の中で好きな商品を選べますし、QRコードをかざすだけで店頭で商品を受け取れるので、手軽で良いサービスだと感じました。
(シバタナオキ)ちなみに、お友達は何でAsakoさんにeギフトをくれたんですか。
ーー友達は、特に理由なく「ちょっとeギフトを使ってみて」と、贈ってくれました。
良い友達ですね。
ーーその友達は、誕生日などに贈ることが多いようです。
なるほど。誕生日プレゼントに物を貰っても大変だし、eギフトを贈るのも分かりますね。
ーー続いて、数字面を見ていきます。2020年通期の売上が30.8億円で前年同期比74.4%、営業利益が11.1億円で前年同期比105.7%となっています。
ーー四半期ごとの数字を見てみますと、コロナの影響で2Qに一度落ち込んだものの、4QではGoToトラベルキャンペーンの影響で、地域通貨サービス関連で大幅に売上を伸ばしている他、giftee for Businessでも前四半期比で2倍以上も伸びています。
ーー今回のシバタさんの決算の印象はいかがでしょうか。
取扱高で前年同期比50%伸びているのがすごいです。上のグラフを見ていただければ分かるように、下から2つ目のgiftee for Businessの伸びが大きいです。
GoToトラベルキャンペーンの一時的な影響が地域通貨の好調要因として当然ありますが、実態としてはgiftee for Businessが伸びていることが、今回力強い決算になっている一番の理由なのではないかと思います。
ーー足元では力強い数字の伸びを見せているものの、4Qに関しては地域通貨サービスの売上が多くの割合を占めていたのが気になりました。
ギフティの今期の目標は政府主導のGoToキャンペーンが無くても達成される?
ーーコミュニティからも質問が来ていました。GoToトラベルキャンペーンがずっと続くわけではない中で、ギフティが発表している今期の目標と売上高40%成長は、政府がGoToキャンペーンを実施しなかったとしても達成されると思われますか。
個人的には達成すると思います。このような業績予想を出すときは、割とコンサバに出すものですし、当然GoToキャンペーンがずっと続くとは考えていないはずです。もちろんGoToキャンペーンがあれば余分に伸びると思いますが、目標については十分達成できるでしょう。
こちらのスライドを見ていただくと、giftee for Businessの案件数(水色・青のグラフ)と利用企業(DP)数(グレーのグラフ)です。積み上がっていくサービスで、外しにくいため、割と右肩上がりで行くのではないかと予想しています。
ーー今の業績予想は、おそらくgiftee for Businessの伸びが大きいことを見込んで作られており、GoToキャンペーンが実施されれば数字が更に上乗せされていくイメージで間違いないでしょうか。
はい。そのようなイメージで合っていると思います。
販促のDX化は今後も続いていく?
ーー続いて、giftee for Businessについてもう少し詳しく見ていきましょう。このサービスは、eギフトを活用した法人向けのソリューションで、キャンペーンの景品やお客様への謝礼としてコンビニの商品やコーヒーなどのギフトを、LINEやメールで簡単に贈ることができるサービスです。
ーーTwitterでアカウントをフォローして投稿をリツイートすると賞品が当たる、といったプロモーションを目にすることもあるかと思いますが、そのようなプロモーションでもギフティのシステムが使われていることがあります。
ーー足元の伸びの要因は、オンラインを活用した事業活動がメインストリームとなり、販促もリアルからオンラインへと移行していることが挙げられています。ここに関して、コロナ後も販促のDX化は続きそうでしょうか。
続くと思います。冒頭で質問させてもらったように、やはりデジタルの方が気楽に贈れるケースはあると思うので、まだまだ続くでしょう。
強みとしては、対応するギフトの多様性や、先行者利益があります。一度法人側に入るとなかなか乗り換えにくいサービスだと思うので、そういう意味でもまだまだ伸びるのではないでしょうか。
ーーなるほど。ありがとうございます。
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