【決算速報】Q.AI企業パークシャ、今期予想の上方修正のきっかけは?
新着記事をTwitterでお届けします。下記URLからご登録ください。
Twitter: https://twitter.com/irnote
これまでAI後進国とされてきた日本ではありますが、人手不足が深刻化していることからも今後のAI活用の需要は大きくなってきており、アメリカのOpenAIもアジア初の拠点を東京に決めました。
日本のAI企業といえば、東大発が思い浮かぶほど多くの東大発AI企業が誕生しています。特に松尾研究室に関わった方々の起業家が多く活躍していて注目を集めています。
現在、その中で東京証券取引所に上場をしていて、時価総額が1000億円を超えている企業は、2012年創業の「PKSHA Technology(以下、パークシャ)」となります。
パークシャは日本語に最も適応した知能化分野の国内No1ソフトウェアの提供を目指してきており、今後日本のAI市場を牽引していくことが期待されます。
先日、パークシャは2024年9月期2Q(2024年01月〜03月)の決算発表を行いました。通期予想の上方修正も発表され、翌日には株価はストップ高となりました(その後は戻してますが...)。今回はこのパークシャを取り上げてみたいと思います。
パークシャとは?
パークシャは、主に自然言語処理、機械学習/深層学習技術に関わるアルゴリズムを研究開発し、それらをプロダクトとして社会実装している企業です。「PKSHA Enterprise AI」で蓄積したノウハウ・データを「PKSHA ReSearch」に活用し研究を深め、2つの事業の好循環を生むことで、未来のソフトウェアを形にしていくことを掲げています。
AI技術を駆使して多様な分野での課題解決に取り組んでおり、その高い技術力と柔軟なソリューション提供や、共通課題解決のパッケージとしてAI SaaSを提供し、多くの業界から注目されています。今後もAI技術の発展とともにさらなる成長が期待されています。
パークシャの2024年9月期2Q(2024年01月〜03月)の決算
上期累計で、売上収益81.2億円(YoY+21.9%)、事業利益20.2億円(YoY+124.4%)でした。これにより、それぞれの進捗率は50.8%と80.8%となりました。
さらに、通期業績予想の修正が発表され、売上収益168億円(前回発表より+5%の上方修正)、事業利益30億円(+20%の上方修正)と好業績な決算発表となりました。
長年のアルゴリズムモジュール等の基礎研究により磨かれた高い技術力を有するパークシャは、何が要因で好業績となっているのでしょうか?また、今後もこの好業績は続いていくのでしょうか?
記事の後半では、上記の様な点について、決算資料をもとに考察していきます。
この記事は、AI関連業務に従事している方やAIに関心のある方、AI搭載の国産ソフトウェアのビジネスに興味のある方に最適な内容になっています。
ここから先は、有料コンテンツになります。このノート単品を500円、あるいは、初月無料の有料マガジンをご購入ください。
有料マガジンは、無料期間終了後、月額1,000円となりますが、1ヶ月あたり4〜8本程度の有料ノートが追加されるため、月に2本以上の記事を読む場合には、マガジン購読がお得です。
月末までに解約すれば費用はかかりませんので、お気軽に試してみてください。
有料版をご購入いただくと、以下のコンテンツをご覧いただけます。
ここから先は
¥ 500