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【新規上場】スキル売買プラットフォームのココナラがクラウドワークスやランサーズに追いつくためにやるべきことは?

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私のYouTubeチャンネルでは、決算読み解き実況中継をしています。おかげさまでYouTubeの方も多くの方にご覧いただいているのですが、特に忙しいビジネスパーソンの方たちから「YouTube動画の内容を知りたいが、動画を見る時間が無い」というお声を多数いただいています。

この記事では、上の動画の内容をスクリーンショット付きで文字起こししてあります。動画を見る時間はないけれど、内容を短時間でおさらいしたいという方に最適です。

ココナラ 2020年8月期(第9期)決算の印象は?

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ーー(伊佐山真里)皆さん、こんにちは。今回は、2021年3月19日に上場予定のココナラの有価証券報告書を読んでいきたいと思います。シバタさん、よろしくお願いします。

ーーココナラは、個人の知識やスキルを商品として売買できるプラットフォームを運営しています。ココナラは、投稿されている仕事の種類が幅広くて、法人向けの仕事だけでなく、相談や占いなど個人向けのスキルも依頼できます。

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ーー早速、今回の結果を見ると、営業収益(売上)が約17.8億円で、売上の成長率は前年比+56%で伸びています。経常利益も2020年8月期は赤字がかなり小さくなっており、営業キャッシュフローも黒字になっているので、安定しつつも勢いがあると思いました。シバタさんの印象はいかがでしたか。

(シバタナオキ)まず、売上の成長率が50%を超えているということで上場の直前期としてはかなり良いペースというのが一番の印象です。

上場のタイミングについて

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ーー上場するタイミングについてはどう思いますか。

売上が17億円を超えて、キャッシュフローで黒字になり、営業利益、経常利益も赤字が減少し黒字になりそうな見通しが見えています。かつ、売上が50%で伸びていますので、上場のタイミングとしては3拍子揃った良いタイミングだと個人的には思います。

クラウドワークス、ランサーズとの違い

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ーークラウドソーシングはコロナで追い風を受けている業界の1つですし、ココナラは仕事の種類が幅広いという面で競合のクラウドワークスやランサーズと違うと思いました。ココナラは競合と比べてどのようなポジショニングと見れますか。

クラウドワークスやランサーズと基本的に似ていると思います。強いて違いを言うと、クラウドワークスやランサーズは割と時給制のものが目立ちますが、ココナラは単発案件というか、金額がある程度決まっているものにフォーカスしているように見えます。

発注する側から見ると、例えばある仕事を頼みたい時に、具体的にどういう仕事をしてほしいかはっきり分かっている場合は時給制でもいいと思いますが、そうでない場合は時給制だとどれぐらい掛かるか分からないため怖いですよね。そのため、報酬が決まっている単発案件の方が発注しやすい気がします。

海外では、時給制がかなり多い「アップワーク」というサービスがあります。また、それとは別に単発案件にフォーカスしてきた「ファイバー」があり、両方とも上場しています。この2つが対比になりますよね。

当然、アップワークの中にも単発の仕事もありますし、ファイバーにも当然アップワークのような時給制がどんどん入ってきます。そのため、完全にきれいに線引きができるわけではありませんが、その辺が違いになります。

ーー時給制の方が、新規獲得の面では単発案件より難しいという特徴はありますか。

それはどういう人に売りにいくかによって異なると思います。発注する人が法人企業であれば時給制でも大丈夫でしょうし、個人が発注するケースでは単発制の方が発注しやすいと思います。


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