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なぜSlackはセールスフォースに買収されることになってしまったのか?

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私のYouTubeチャンネルでは、決算読み解き実況中継をしています。おかげさまでYouTubeの方も多くの方にご覧いただいているのですが、特に忙しいビジネスパーソンの方たちから「YouTube動画の内容を知りたいが、動画を見る時間が無い」というお声を多数いただいています。

この記事では、上の動画の内容をスクリーンショット付きで文字起こししてあります。動画を見る時間はないけれど、内容を短時間でおさらいしたいという方に最適です。


Slack 2022年度第1四半期決算の印象は?

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ーー(Risa)皆さん、こんにちは。Risaです。今日は、ビジネスコラボレーションチャットツール Slackの2022年度第1四半期の決算発表をシバタさんと一緒に読んでいきたいと思います。シバタさん、よろしくお願いします。

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ーー今回の決算は、Total revenue(総売上)が$273M(約273億円)で前年比+36%、新規のPaid Customers(有料顧客)が1.3万人獲得、合計で16.9万に達しました。また、去年リリースされたSlackConnectのconnected endpointsも95万を超え、前年比+265%という結果でした。シバタさん、今回のSlackの決算全体の印象を教えてください。

(シバタナオキ)まず全体の売上が四半期で$273M(約273億円)ということで、年換算すると$1B(約1,000億円)を超えています。チャットだけで売上が1,000億円を超えるのはすごいと思います。

前年同期比+36%で伸びており、一見すると規模も大きくなり順調に伸びている印象ですが、やはりコロナで追い風だった中で、Zoom等の他のwork from home的なソフトウェアと比べると成長率がかなり見劣りしている印象も否めません。

一般的には、ARRが$1Bを超えてかつ前年同期比で+36%で伸びているのは決して悪い数字ではありませんが、同業他社との比較で見ると少し物足りない印象も持ってしまう、複雑な決算だと思いました。


Starategic investmentsの数字の変化が大きい要因は?

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ーー今回の発表では記録的な量のキャッシュフローを生みだしたと決算に書かれていました。operating activities(事業売上)がしっかり伸びていることの表れだと思います。

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ーーキャッシュフローを見ると、一番変化が大きかったのがChange in fair value of strategic investments(戦略的投資の公正価値の変動)でした。この変化が大きい点が気になりましたが、どういう数字になりますか。

これは戦略的投資をしていた会社で損が出たということです。

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ーーなるほど。キャッシュフローだと、investment(投資)系は下の方にあるinvesting activities(投資活動)で出てくると思いましたが、この数字がoperating assets(運用資産)の方に出てくるのは何か会計的な意味があるのでしょうか。

純投資の場合は下のInvestmentの中に入ると思いますが、今回はStrategic Investmentと書いてあるので、いわゆる戦略的に意味があって、本業にものすごく近いから投資していたところは事実上の本業だとみなしてこのように計上しているのでしょう。

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今回キャッシュフローが良くなっている理由は、下にあるAccount receivable(前受金)が前回の約$39M(約39億円)から今回は約$95M(約95億円)になったことです。まだ売上計上していませんが、例えば年契約で先に1年分もらう場合に発生します。要は前受金でたくさんお金をもらったからキャッシュフローが良くなったということです。

これは非常に良いことです。売上に計上できない部分もたくさんあると思いますが、将来の売上に乗ってきます。キャッシュフローが良い理由としてここが一番大きいと思いました。


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