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Q. ペイパルマフィアが創業・IPOしたAffirmのビジネスモデルは実はあのモデルと同じ?

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A. ビジネスモデルとしては、●●●●●●●●会社と全く同じモデルです。


今回は、2021年1月13日に米国ナスダックに新規上場した、サンフランシスコ本拠のフィンテック企業「Affirm(アファーム)」について紹介します。

Affirmは、PayPalの創業メンバー(いわゆるペイパルマフィア)が創業した注目の企業で、時価総額が$10億を超えるユニコーン企業としても知られてきました。

今回は新規上場時の申請書類(S-1)を元に、Affirmの事業モデルがどのようになっているのか詳しく読み解いていきます。

Form S-1 Affirm Holdings, Inc.


分割払いプラットフォーム「Affirm」とは?

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はじめに、Affirmの概要を見ていきます。

まず、Affirmとはどんなサービスなのか、上図(P.5)をご覧ください。Affirmは、EC事業者に対して「分割払い」機能を提供しています。EC事業者は、支払いオプションとして、Affirmによる分割払いを追加できるようになります。

購入金額や顧客のクレジットスコアによって、APR(金利)が決まるようになっており、金額が大きめのものを買う際に利用されることが多いです。

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Affirmの決済サービスは、上図(P.12)にもあるように、ファッションブランド、旅行予約サイト、航空会社、フリマアプリ、家電など、様々な業界の著名ブランドでも利用されています。

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Affirmの創業者はPayPal創業者・元CTOのMax Levchin(マックス レブチン)で、これまで様々なスタートアップや新規事業のインキュベーションに携わってきた方です。


AffirmのGMV・売上・営業利益

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次に、Affirmの事業規模を見ていきます。

まずは、GMV(流通取引総額)ですが、2012年からの推移(P.83)を見ていくと、特に2018年以降、うなぎのぼりで成長しており、直近2020年はYoY+77%という急成長を実現しています。

他にも以下のような特徴があります。

・累計620万人超のユニーク顧客
・6,500以上の提携ECサイト事業者
・2017年以降のGMVは$10.7B(約1兆700億円)
 ※うち、2020年のGMVは$4.6B(約4,600億円)
・2020年の購買のうち、64%は既存顧客からの購買

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ここで、Affirmの決算の概要(P.20)も確認してみましょう。

直近の四半期(2020年7-9月)で、

・売上は、$174M(約174億円)、YoY +98%
・営業利益は、-$45M(約45億円)、前年同期は-$33M(約33億円)

となっており、まだ赤字ではありますが、売上はYoYで2倍近くと、非常に高い成長率を実現しています。

売上のうち、セグメントとして大きいのは以下の2つです。

・Merchant Network Revenue - EC事業者への分割払い提供による決済手数料
・Interest Income - 個人への金利収入

今回は、この2つの収益モデルについて、詳しく説明していきます。

Affirmのモデルは、全く新しいサービスに見えますが、実は皆さんがよく知っているあのサービスのモデルにそっくりです。

この記事は、フィンテック企業の収益モデルや決済サービスに関心がある方に最適な内容になっています。


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・Affirmのビジネスモデルは実はあのモデルと同じ?の答え
・2つの主な収益モデル
・収益モデル#1: Merchant Network Revenue
・収益モデル#2: Interest Income
・コホート分析: ネガティブチャーンがすでに実現
・高い収益性を実現するための技術力
・今後の成長モデル: EC・決済プラットフォームとのパートナーシップ
・まとめ

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