Q. 新規上場のビジネス英会話ビズメイツがレアジョブより優れている指標とは?
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この記事はゆべしさんとの共同制作です。
先日、オンライン英会話サービスを中心に事業展開するビズメイツ株式会社(以下、ビズメイツ)が東証グロース市場へ上場申請しました。
語学学習のスクール市場はコロナによって大きな打撃を受けた一方で、特にオンラインの語学学習市場は拡大傾向です。
オンライン英会話サービスを提供する企業はビズメイツ以外にも複数ありますが、本日はオンライン英会話サービスの元祖とも言える「レアジョブ」とビズメイツの2社を比較することで、ビズメイツの特徴を見ていきます。
ビズメイツとは?
新株式発行及び自己株式の処分並びに株式売出届出目論見書 ビズメイツ株式会社
ビズメイツは2012年7月に設立された企業で、(1)オンライン英会話「Bizmates」を中心としたランゲージソリューション事業と、(2)外国人エンジニアに特化した人材紹介・マッチングサイトの運営を行うタレントソリューション事業の2つを展開しています。
東証グロース市場への上場予定日は2023年3月30日で、想定時価総額は49.0億円です。
ビズメイツのポジショニングは上図の通り、「オンライン×ビジネス特化」で、競合他社との差別化を図っています。
ビズメイツのビジネスモデル
次に、ビズメイツのビジネスモデルを見ていきます。
ランゲージソリューション事業では、英語・日本語のトレーナーと業務委託契約を締結し、受講生にオンラインレッスンを提供する月額サービスです。
タレントソリューション事業では、外国人エンジニアやグローバルIT人材といった求職者と、その人材を採用したいクライアント企業に対して、転職エージェントや採用マッチングサイトの機能を提供する成果報酬型サービスです。
ビズメイツの決算分析
次に、ビズメイツの決算を見ていきましょう。2022年9月期の第3四半期までの累計連結売上は20.7億円です。
成長率について、2021年12月期の連結売上は24.5億円なので、第3四半期までの累計売上は約18.4億円(=24.5億円 × 3/4)と考えると、2022年9月期の第3四半期までの成長率はYoY+12.5%となります。
2021年10月期の売上成長率がYoY+28.7%であったことから、前年と比較して成長率は鈍化傾向にあるものの、右肩上がりで成長を続けています。
事業別に見ると、2022年12月期の第3四半期までの累計連結売上について、ランゲージソリューション事業が96.4%と大半を占めていることから、主要事業はBizmatesを中心としたオンライン英会話事業です。
ここまで、新規上場するビズメイツについて、事業内容や決算情報を見てきました。次章からは元祖オンライン英会話で上場企業である「レアジョブ」と比較し、ビズメイツの特徴を整理していきます。
この記事は、オンライン語学学習事業に従事する方はもちろん、企業分析に関心がある方に最適な内容となっています。
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