DeNAのキュレーションメディアが本当に儲かりそうな件
DeNAが、合計50億円で買収したと言われるmery, iemoですが、当時は懐疑的な人も多かったかと思いますが、本当に儲かるかもしれない、というレベルまで来ているという話です。
もはや減収・減益ではなくなってきた四半期決算
2016年4-6月期の決算を見てみましょう。
全社での売上は383億円でYoY +1%、営業利益は74億円でYoY +83%でした。野球の増収があるとは言え、全社レベルで減収・減益ではなく、増収・増益になってきた、というのは凄いですね。
セグメント別に見ると、
・ゲーム: 売上261億円(YoY -8%)、営業利益67億円(YoY -2%)
・新規事業・その他: 売上23億円(YoY +104%)、営業利益-13億円(前年同期比は-11億円)
という具合になっています。キュレーションプラットフォーム事業を含む「新規事業・その他」がゲームの10%くらいの規模の売上になってきているという点がポイントかと思います。
キュレーションプラットフォーム事業の現状
グラフから読める通り、MAU1億人で、四半期10億円くらいの売上にまで成長しています。(ただし、MAUは複数デバイスからのアクセスは重複カウントされています)
従って、非常に大雑把に言うと、「MAUあたり月3.3円の広告売上」ということが言えそうです。
ここをもう少し深掘りしていきたいと思います。
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・キュレーションプラットフォーム事業のユニットエコノミクス
・キュレーションプラットフォーム事業の伸びしろ
・まとめ
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