Q. D2Cの明暗、低調なAllbirdsと好調なWarby Parkerの違いとは?
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本日は、世界的にD2C(Direct to Consumer:消費者に直接製品・サービスを届けるビジネスモデル)の代表格である「Allbirds」と「Warby Parker」について解説します。
Allbirdsはスニーカーやアパレルを手掛けるD2C企業、Warby Parkerはメガネやサングラスなどのアイウェアを手掛けるD2C企業です。
同じD2Cというビジネスモデルかつ、ユニコーン企業(評価額10億ドル以上の非公開企業)からの同時期の上場ということで多数の注目を集めてきた両社ですが、両社の決算を比較すると、Allbirdsは低調・Warby Parkerは好調と明暗が分かれています。
この記事では、両社の決算をもとに、両社にはどのような違いがあったのか、なぜ明暗が分かれたのかについて考察していきます。
Warby Parkerの決算
まず、Warby Parkerの決算を見ると、FY23Q4(2023年10-12月)時点で$162M(約243億円)、YoY+10.9%と、二桁成長しています。
また、コロナによって一時的に売上は減少しましたが、その後は右肩上がりに推移しています。
Allbirdsの決算
次に、Allbirdsの決算を見ると、2023年10-12月時点で売上は$71.99M(約108億円)、YoY▲14.5%で、特に売上成長率は5四半期連続でマイナスとなっており、かなり苦しい状況が続いていることが分かります。
また、このような決算状況もあり、Allbirdsの株価は30日連続で1株あたり$1(約150円)を下回った為、上場廃止警告を受けています。
参考:オールバーズに上場廃止警告、ナスダック株式市場の上場規則を満たせず
同じD2Cのビジネスモデルで、ユニコーン企業として注目されていた両社ですが、ここまで明暗がはっきり分かれた理由は何なのでしょうか?
次章からは、両社の決算をさらに深掘りして整理することで、両社にどのような違いがあったのかを考察していきます。
この記事は、D2Cビジネスに従事している方や企業の成長戦略に関心がある方に最適な内容になっています。
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