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成長が加速するクラウドワークスがFintechへ進出する理由

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今日の記事では、クラウドワークスを取り上げてみたいと思います。

クラウドワークスは、ここ最近成長率が加速しているだけではなく、新たにFinTech事業へ参入しようとしています。今回の記事では、急成長の背景と、なぜFinTech事業に参入しようとしているのか、というのを読み解いていきたいと思います。

株式会社クラウドワークス 2018年9月期 第3四半期 決算説明会資料

初めに重要なKPIを見ていきましょう。

総契約額は、2018年4月から6月の3ヶ月間で28.8億円、YoY+80%と非常に大きく成長しています。

売上総利益も、四半期当たり5.7億円と、YoY+51.3%という、異常に早いスピードで成長しています。

半年前に会計方針の変更があったため、クラウドワークスに関しては売上よりも売上総利益を注目していくのが正しいと思っています。マーケットプレイス型のビジネスと直販型のビジネスが混在しているため、売上をグロス計上するのか、ネット計上をするのかで、数字が大きく変わってしまいますが、売上総利益に関しては原則ネット計上になるため、こちらの指標を見るのがより正確だと言えるでしょう。


クラウドワークスの目指す世界

売上総利益も素晴らしいペースで成長しており、以前よりも成長スピードが上がっているわけですが、クラウドワークスのビジョンを改めて見てみましょう。

クラウドワークスのビジョンは、一人当たり年間422万円程度の収入を40万人に届けるための、プラットホームになると記載されています。

40万人という数字は、日本で従業員数が最大であるトヨタの37万人を超える規模になりますので、クラウドワークスというプラットフォームを使って、グローバル企業のトヨタ、日立製作所、NTTよりも大きな人数に報酬を届けることが出来るようになりたいという、非常に大きなビジョンが掲げられています。

以下では、クラウドワークスの成長力がなぜ加速しているのか、シェアリングエコノミー事業を拡大するためにどのような手を打ってきているのか、そしてFinTech事業を始める理由とその拡大戦略を、読み解いていきたいと思います。

この記事はシェアリングエコノミーに関心がある方、事業の多角化に関心がある方、既存事業とFinTech事業の融合に関心がある方に最適な内容になっています。


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・シェアリングエコノミー事業を拡大するための打ち手
・Fintech事業を拡大するための打ち手とその理由
・まとめ

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