【2017年版】スマホアプリ開発者が知っておくべき7つの事実
今日は、comScoreが発表した最新のスマホアプリトレンドのレポートを、詳しく見ていきたいと思います。
スマホアプリと言うと、既に成熟産業だと思う人もいるかもしれませんが、まだまだ変化している部分もたくさんあります。
分かりやすくするために、7つのポイントに絞って詳細を書いていきます。これら7つのポイントは、スマホアプリに関連する仕事をしている人であれば、全て、数字も含めて頭に入れておいた方が良いレベルだと思います。
#1 : ミレニアル世代（18-34歳）「無くなったら困るアプリ」1位はなんと●●
18歳から34歳のミレニアル世代に、無くなったら困るアプリは何ですかと質問したところ、衝撃の結果が出たと言う話です。
何と、無くなったら困るアプリの1位はAmazonでした。ショッピングだけではなく、kindleで電子書籍を読んだり、バーチャルアシスタントのAlexaと会話をしたりといった具合に、Amazonがアメリカのミレニアル世代の日常生活に溶け込んでいることがよく分かります。
Amazonのアプリは、47%のユーザーがフォームスクリーンの一番目のスクリーンに配置していると回答しており、別の調査では、63%のミレニアル世代がスマートフォンで毎日何かしらの買い物をしているという結果もあります。
個人的にはGmailやFacebookを抑えて、Amazonが1位になったというのは、とても驚きでした。
#2 : スマホ利用時間は1日●●時間
皆さんは、1日にスマホを何時間ぐらい使っていますか？
今回の調査では、平均1日2.3時間スマホを使っている、という結果になりました。
グラフを見れば分かる通り、若い世代ほど、長い時間スマホを触っていることがよく分かります。
逆に言うとアプリ開発者としては、その2.3時間の時間の奪い合いになっているとも言えます。皆さんのアプリは、どの程度、ユーザーに時間を使ってもらえていますか？
#3 : ウェブでコンテンツを探し、アプリでエンゲージメント
この話は昔から、何かと出てきている話です。
スマホ利用時間の中87%はアプリで、13%はウェブであるという結果です。
一方で、このように利用時間で見ると、アプリの方が圧倒的に利用時間が長いわけですが、ユニーク訪問者数で見ると、ウェブの方がアプリの2.2倍も大きいと言う結果が、未だに続いています。
開発者の視点で見ると、ユーザーはコンテンツを探す際にウェブを利用して、一旦気に入ったコンテンツがあると、アプリで継続して利用していく、という傾向にある、ということが言えるでしょう。
#4 : ●●%のユーザーは1ヶ月あたり1つもアプリをダウンロードしない
皆さんは、今月いくつのアプリをダウンロードしましたか？
約半数のユーザーは、1ヶ月あたり1つもアプリをダウンロードしていません。
これはネガティブな意味で報道されることが多い気がしますが、逆に言うと、約半数のユーザーは、毎月何らかの新しいアプリを未だにインストールし続けている、ということになります。
そして約5%のユーザーは、1ヶ月平均8個以上のアプリをインストールしている、というデータも出ています。
以上は、前年までも似たようなストーリーがいくつか報道されてきた内容ですが、今回いくつか新しい発見だと思われる内容があったので、詳しく見ていきたいと思います。
個人的な感想ですが、スマホユーザーと一言で言ってもいろいろなユーザーがおり、単一層として見るよりも、いくつかのセグメントに分けて詳細を見ていく必要があると思います。
上で述べた様に、約半数のスマホユーザーは最早、全く新しいアプリをインストールすることもなく過ごしているわけですが、実際、スマホアプリ市場全体で見ると、未だに非常に大きな伸びを見せている成長産業なわけです。
そして、アプリ開発者の視点から見た場合にどこに伸びしろがあるのか、という点はとても気になるのではないでしょうか。そういった観点で、以下をご覧いただければと思います。
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・#5: ミレニアル世代の●●％は前年よりも多くのアプリをダウンロード
・#6: 55歳以上のスマホユーザーの●●%はスマホを両手で使う
・#7: プッシュ通知への許容度が昨年より●●％も向上
・まとめ: アプリ開発者は、ミレニアル世代（18-34歳）を攻略すべし。
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