決算が読めるようになるノート
Q. 過去最高売上を記録したUberのLyftに対する強みとは?
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Q. 過去最高売上を記録したUberのLyftに対する強みとは?

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ヒント:Uberは配車サービス以外にもデリバリーや貨物サービスを提供しています。

この記事はゆべしさんとの共同制作です。

今回は、配車サービスやデリバリー事業等を展開するUberと、同じく米国で配車サービスを展開するLyft(リフト)を比較します。

コロナ禍で世界的に外出自粛となったことで、2020年4-6月以降の両社の売上は大きく減少しました。

その後、Uberは2022年1-3月の決算で、コロナ前を大きく上回る過去最高売上を記録しましたが、Lyftはまだコロナ前の売上に達していません。類似した事業を展開する両社ですが、このような差が生まれた理由は何なのでしょうか?

この記事では、UberとLyftの事業内容や売上推移、事業ポートフォリオを整理して、UberのLyftに対する強みを分析しています。

この記事では、1ドル=100円($1 = 100円)として、日本円も併せて記載しています。


UberとLyft、米国における2大配車サービス

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Uberは2009年に米国で設立された企業で、配車サービス「Uber」やデリバリーサービスの「Uber Eats」をグローバルで運営しています。

Uberは、利用者とドライバーをマッチングするプラットフォームを運営しています。利用者はタクシーを利用する感覚でスマホから配車依頼が可能で、ドライバーは空いた時間を活用して利用者の移動を支援することで収益を得ることが可能です。

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あまり日本では知られていないかもしれませんが、Lyftは2012年に米国で設立された企業です。

米国やカナダを中心に、配車サービスを展開しており、Uberと比べてやや後発です。


コロナ以前からの売上比較

まずは、両社の四半期売上推移から、コロナ前と比較して売上がどのように変化しているのか見ていきましょう。

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まず、Uberの四半期売上推移を見ると、2020年4月以降はコロナの影響を受けて売上が減少したものの、2021年4月以降売上は回復してコロナ前を上回り、2022年1-3月は過去最高売上の$6,854M(約6,854億円)を記録しました。

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次に、Lyftの売上推移を見ると、Uberと同様に2020年4月以降コロナの影響で売上は大きく減少しています。その後、順調に売上は回復している一方で、コロナ前の売上には依然として達していません。

また、両社のコロナによる売上影響を見るために、2020年4-6月の売上成長率を整理すると、UberはLyftと比較して影響を軽微に抑えられていることが分かります。

●コロナの影響を受けた2020年4-6月の両社の売上
・Uber:$2,241M(約2,241億円)、QoQ▲36.7%
・Lyft:$339M(約339億円)、QoQ▲64.5%


事業ポートフォリオの違い

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ここで、Uberの事業展開別の売上推移を整理します。

Uberは、Mobility(ドライバーと利用者を繋ぐ配車マッチングプラットフォーム)、Delivery(Uber Eatsで知られる飲食店と利用者をつなぐマッチングプラットフォーム)、Freight(運送業者と荷主のマッチングプラットフォーム)の3つの事業を展開しています。

特に注目すべきポイントは、2022年1-3月時点でDelivery事業の売上比率が36.7%と、主力事業であるMobility事業と同水準の規模まで成長していることです。(Mobility事業の売上比率は36.7%)

また、日本での知名度は高くないかもしれませんが、UberのFreight事業は2021年10-12月以降から大きく成長し、2022年1-3月時点でYoY+506%(約6倍)と圧倒的な成長を遂げて、売上比率26.6%と次の事業の柱になりつつあります。

一方で、Lyftは同じ方向に移動する人同士で相乗りすることができるサービスも提供していますが、配車サービスという枠組みで事業運営しているため、両社の事業ポートフォリオにはマルチサービスか、単一サービスか、といった特徴があります。


UberのFreight事業とは?

ここで、圧倒的な成長を遂げているUberのFreight事業について、少し丁寧に紹介します。

前述の通り、Freight事業は運送業者と荷主のマッチングプラットフォームで、簡単に言うと「貨物版のUber」とイメージしてください。日本では、ラクスルのハコベルやCBcloudのPickGoが近いでしょう。

運送は米国経済の中心であり、米国における年間走行距離の約10%をトラックドライバーが占めています。しかしながら、デジタル化が進んでいる領域ではないため、従来は数時間の電話による配送手配や支払いが30日以上先となる等の課題がありました。

そこで、Uber Freightはマッチングプラットフォームを提供することで、運送業者と荷主をスピーディーに繋ぎ、運送業者への支払いを数日以内に行うという、運送業界の慣習をデジタルでアップデートする事業になっています。

ここまで、配車サービスを手掛けるUberとLyftの事業内容や財務状況の整理をしましたが、記事の後半では、Lyftに対するUberのマルチサービス展開の強みを考察しています。

この記事は、マッチングプラットフォームビジネスに関心がある方や、事業ポートフォリオの考え方に興味がある方に最適な内容になっています。


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・Q. 過去最高売上を記録したUberのLyftに対する強みとは?の答え
・マルチサービス提供の強み#1:●●
・マルチサービス提供の強み#2:●●
・まとめ

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アメリカ・日本のネット企業(上場企業)を中心に、決算情報から読みとれることを書きます。経営者の方はもちろん、出世したいサラリーマンの方、就職活動・転職活動中の方になるべく分かりやすく書きます。