「Match」グループに学ぶ、出会い系サービスのユニットエコノミクス
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今日は今まで取り上げたことがなかった、「デーティングサービス」いわゆる「出会い系サービス」の決算を分析してみたいと思います。
今回は世界最大のデーティングサービスの運営主体である、Match Groupを詳しく見てみることにします。
Match Groupは、この図にあるように「マッチ・ドットコム」、「okcupid」、「PlentyOfFish」、「tinder」など複数のデーティングサービスを有する持ち株会社です。
日本ではPairs(ペアーズ)を2015年に買収するなどしており、北米だけではなくアジアへの進出にも余念がありません。
売上は四半期$379M、EBITDAは$153Mと超高収益企業
2017年10月から12月の決算を見てみましょう。
*Match Group Reports Fourth Quarter and Full Year 2017 Results
売上が前年同期比+28%の$379M(約379億円)、EBITDAはYoY+20%の$153M(約153億円)、EBITDA利益率は40%と非常に高収益な企業体になっています。
グローバルでのデーティング市場
サービスをグローバルに展開しており、北米ではブランド認知度が89%。ヨーロッパでは70%。それ以外の国々では20%となっています。
このスライドの資料は若干古い資料ではありますが、既に月間アクティブユーザーの半数以上がアメリカ以外の国になっており、グローバル展開にも大きく成功していると言えるでしょう。
デーティングや出会い系の市場規模というのは非常に大きく、オンラインでのパートナー探しは年々増えてきています。
2011年には独身のオンラインユーザーが3.6億人だったのに対し、2016年には5.1億人まで増えており、2019年には6.7億人がターゲットになると予測しています。
この記事はデーティングサービスを運用している方だけではなく、実際にユーザーとして使っている方、あるいは興味がある方にはとてもわかりやすい内容になっていると思います。
また月額課金サービスを提供している方にも学ぶところが多いと思います。
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