夢の電気自動車テスラはどうすれば黒字になるのか?
6本目です。今日はネット企業ではなく、電気自動車のテスラの決算を見てみましょう。
「テスラが10億ドル近い損失を記録 マスクCEOは強気の姿勢崩さず」という報道が出ている通り、まだまだ赤字の会社です。
テスラは、これまでも赤字というだけでなく、幾度となく資金難に苦しみましたが、スティーブ・ジョブズの後継者とも言われるCEOのイーロン・マスクが自己資金を数百億円単位で投入したり、驚異的な粘りを見せて乗り越えてきました。遂にはIPOもし、市場から資金調達をできるようになって、落ち着いたかに見えましたが、まだまだ黒字化への道は遠いようにも見えます。
実際にテスラの車に乗ってみると、「あぁ、これが未来の自動車なんだなぁ」ということが良く分かります。音は(プリウスなどよりも)静かだし、加速は凄く速いし、車内に大きなタブレットが設置されていて、全て電子的にコントロールされていて、理系男子(?)的にはドキドキします。
最近は、「自動運転機能」をソフトウェア・アップデートで提供するなど、自動車業界で最も進んでいる会社であることは間違いありません。ハードウェアを変えずに、ソフトウェアをOver the Airで更新するだけで、自動車の機能をアップデートできる、というのが何とも凄いですね!
テスラの電気自動車一覧
テスラが最初に販売したのが、テスラ・ロードスターと呼ばれる、所謂スポーツカータイプでした。今はもう販売していませんが、この車種で「デザインが優れた高性能な電気自動車を作ることが出来る」ということを証明しました。
次のモデルがModel Sです。これは所謂、「高級セダン」で、トヨタのクラウン、ホンダのアコードなどと同じラインです。今はこの車種が主力商品。
今販売している中で最も新しいのが、Model Xで、これはSUVタイプです。トヨタのRAV 4、ホンダのCR-Vに相当します。この真上に開く「ファルコン・ドア」は見ると感動します。
そして、2016年3月末に発表すると噂されているのが、Model 3で、こちらは小型セダンです。BMWの3シリーズを意識して「3」という名前になっていると思われます。噂では、補助金なしで$35,000〜になる見込みで、アメリカでの国・州の補助金を入れると$25,000〜になるのではという説もあり、多くの人が待ち望んでいます。
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・テスラの現在の販売台数・市場シェア
・テスラの売上・営業損失
・テスラが1台納車するといくら赤字になるのか?
・どこに改善余地があるのか?
・テスラの最大の課題
・倒産の心配はないのか?
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