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リクルートはなぜ今FinTech事業を開始するのか?

リクルートがFinTech事業を開始するというプレスリリースが出ました。

一方で、当社グループは、国内事業におけるクライアント基盤を強化するために中小企業向け業務支援サービスを積極的に展開しており、それら中小企業の事業資金需要に対応できる融資サービス(以下「法人向け金融サービス」という。)の可能性についても検討を続けておりました。
この度は、それらの検討において一定の目途が立ったことから、当社は、当社グループの新規事業としての中小企業向けの融資事業(以下「本事業」という。)を開始することを決議いたしました。

とあります。要は中小企業向けにお金を貸す事業を始める、ということです。


リクルートが「中小企業向け」の融資事業を行なう意義

リクルートの事業は、人材であれ販促であれ、多くの中小企業を束ねたメディアを作るというモデルです。大多数の中小企業への営業力とそれを束ねたメディアを有していることが強みです。

飲食系・美容系であればホットペッパー、ホテル・旅館であればじゃらん、採用であればリクナビなどです。

他方、これら多くの中小企業は、キャッシュフローが厳しい場合が少なくなく、彼らに対して運転資金を提供していく、ということは非常に理にかなっています。

当然、銀行から(低金利で)借りられる企業は銀行から借りるわけですが、それが出来ない企業に対して、比較的高い金利での融資を行なうというのは、非常に大きな利益が得られそうな事業であることは間違いありません。


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・リクルートならではの「未収リスク」を下げられる理由
・融資資金をどのように調達するのか
・リクルートの歴史的な経緯も踏まえると...

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