Q. ANAとJALは脱・コロナの増収で為替変動やインフレにも対応できるのか?
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この記事は星島てるによるゲスト投稿です。
新型コロナウイルスが落ち着いている今、あなたは旅行に出かけてみましたか?
これまでの自粛がまるで嘘だったかのように、観光地に行けば、たくさんの外国人が観光を楽しんでおり、観光業界にも復活の兆しが見受けられるようになりました。
当然、航空業界も例外ではありません。ANA(全日本空輸株式会社)とJAL(日本航空株式会社)も前年に比べて決算は好調のようです。
一方で、現代の日本社会は円安とインフレの影響を強く受けており、これが航空業界にも波及すると考えられています。
はたしてANAとJALは、脱・コロナの増収で円安とインフレを乗り切ることができるのでしょうか?
本記事では、ANAとJALの最新決算を用いながら、航空業界の未来を解説していきます。
ANAとJALの2025年第1四半期決算
ANAの2025年第1四半期決算では、売上高はYoY+12%で5,167億円となり、少しずつ復調しているようです。
一方で営業利益はYoY-30.8%で303億円となっています。なぜ営業利益が落ちているのかは、のちほど解説します。
次にフルサービスキャリアの国際線旅客について見ると、旅客収入はYoY+13.3%で1,895億円となり、ANAの復調の大きな要因であることがわかります。
また、国内線を見ると、旅客収入がYoY+6.3%で1,516億円となっています。国際線に比べると伸び率は小さいですが、復調の兆しが見えます。
一方でJALの2025年3月期第1四半期決算では、売上高がYoY+11.2%で4,240億円、営業利益がYoY-37%で179億円です。ANAと同様に、売上高が伸びているものの、営業利益が落ちていることがわかります。
フルサービスキャリアの旅客事業を見ると、国際線の旅客収入はYoY+12.5%の1,659億円、国内線がYoY+2.2%の1,247億円ということで、どちらも堅調です。
この記事は、旅行好きな方、インバウンドや航空業界に興味がある方に最適な内容になっています。
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